水素とは?
今、注目を浴びている「水素」
水素の原子記号は「H」
原子番号は「1」
無色、無味で臭いもない気体
地球上で最も軽く最も小さい分子です。
水素分子は、体内の“悪玉活性酸素
(ヒドロキシラジカル)とのみ結合して
くれて様々な効果効能をもたらしてくれます。
(“悪玉活性酸素”は細胞・DNA・ミトコンドリアを
酸化させ老化や病気の原因、体に悪循環を
もたらします)
その特性を生かして近年、水素分子
(H2)の医療応用の研究が急速に
進んでいます。
その水素分子の作用により、20種類以上の疾患や
症状に対する効果効能が医学的な臨床試験により
証明されています。
ただし取り扱いは神経質で、空気中の酸素と結合
すると拡散性が高く限りなく消滅してしまいます。
またペットボトルやビンなども通過してしまうぐ
らいの小さな分子なので、世間でよく高濃度と
謳っている水素のほとんども、実際に皆さんが
使用する頃にはかなり低濃度になっていること
が多いのです。
水素の効果効能は?
すでに世の中では、新聞、雑誌、テレビなど
でもその効果を頻繁に取り上げられ、スポーツ界、
芸能界の中にもこの水素を愛用する方が
増えてきています。
医学的にも世界中で研究が進んでいて、現在までに
水素の効果を報告した原著論文は約400報あり
今後も様々な実用と効果が期待されています。
現代の病気の約9割の原因となっているのは、
何かご存知でしょうか?
医学的にその原因は「活性酸素」と「過酸化脂質」と
言われており、過酸化脂質は、皮膚や体内の脂
(皮脂、中性脂肪、コレステロール、不飽和脂肪酸)と
活性酸素が結合して作られることから、病気や老化の
ほとんどの根源が「悪玉活性酸素」ということ
になります。
この活性酸素を取り除くことができる物質として、
水素をはじめとし、リコピンやビタミンC、
ポリフェノール、カテキン、ビタミンEなど
様々な抗酸化物質があります。
しかし、体内に蓄積した活性酸素は、細胞膜レベル、
細胞質、血中レベルのいずれの場所でも存在し、
ダメージを与えてしまうため、いくら抗酸化作用を
もつ物質でも、こういった部分にまで
行き届かなければ意味がありません。
そこで、水素は地球上で最も小さい分子
(水素の分子量:1、リコピン:約160、
ビタミンC:約176、ポリフェノール:約221、
カテキン:約290、ビタミンE:約490、
コエンザイムQ10:900)であることから、
濃度の高い水素を体内に取り入れることで、
細胞の隅々まで水素が入り込み、活性酸素と
結合して無害な水となって排出してくれると
いう特性があります。
また水素には他の抗酸化物質にはない、
ヒドロキシラジカルをはじめとする人体に
とって有毒な“悪玉活性酸素”とだけ結合して、
身体から取り除いてくれるという
夢のような特性があります。
いま世界の医療界が注目する水素は
最強の抗酸化パワーを持っていると言えます。
水素は安全?
水素分子は、通常の温度ではプラチナ金属や銅金属
のような触媒なしには、酸素と反応して水に
なることはありません。
したがって、水素分子を体内に取り入れても、
酸欠(酸素不足)になることはありません。
では、副作用の心配はあるのでしょうか?
結論から言えば、副作用の心配はありません。
これまで水素は悪玉活性酸素のみに作用すること
を説明してきました。悪玉活性酸素と反応し
無害な水に変える。
では体の中に悪玉活性酸素がなければ
どこに行くのでしょうか?
実はそのほとんどが呼気や体を通過して
体外にそのまま出てしまうことが
分かっています。
多量に摂ったとしても拡散性が高く、
悪玉活性酸素と出逢わなかった余分な
水素は身体から抜けていきます。
体の中から出て行く水素は、とても安全で
安心なことが分かっています。
水素分子を食品(飲料)として体内に取り入れる
ことに関しては、水素分子(H2)は、既存添加物の
番号168として食品として使う事が厚生労働省
から認められています。
この食品添加物は、厚生労働大臣が認めた
ものだけに限られています。
人の健康を害するおそれがないか厳しく
検査された上で認可されるわけですが、
実は認可された後も、一人当たりの
摂取量など、継続的な調査が行われます。
もちろん、水素(H2)についても同様の
調査が行われており、認可されたのちも
継続調査が行われ、食品添加物として
健康に害が無いことを厚生労働省が
認めています。
また、水素ガスは酸素ガスおよび
ヘリウムガスと混合されたガスとして、
深海へのダイバーの潜水病予防に
利用されています。
これらのことより、水素の安全性はきわめて
高いと考えられます。
美容関連に期待できる効果
近年、美容医療は凄まじい勢いで発展していて、
レーザーなどを使った機器の使用により様々な
疾患に対応できるようになってきています。
しかし残念ながら、いくら表面のシミやシワを
綺麗にしても、その根っ子の部分を改善しないと
再発に繋がってしまうことが医学会等でも
問題になっています。
人間の肌も花や木と同じで、根っ子の部分が
ダメだと枯れてしまうと言うことです。
水素は、その根っ子の部分から様々な疾患の
改善が期待できる物質として注目されています。
保湿
(シワ・しっとり感・弾力感・毛穴・キメの改善)
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の三層からなり、
真皮が皮膚の本体といえます。
真皮は繊維上のタンパク質(コラーゲン)が
網の目のように張り巡らされた構造になっており、
この繊維(コラーゲン)のすき間に水分を
保持して、肌のハリやみずみずしさを
保っています。
真皮で活性酸素が増えると、コラーゲンの
産生が抑制されたり、ターン・オーバーの
乱れを招き、古いコラーゲンは網の目状の
繊維が硬く縮み、水分の保持ができなくなって
しまいます。
そのため、肌に潤いがなくなり、弾力も失せ、
シワも増えていきます。
そこで、真皮まで浸透した水素分子が活性酸素を
除去することで、コラーゲンの産生が適正に
行われるようになるため、水分の保持力が増します。
その結果、肌に潤いや弾力が増し、しっとりした
美肌が蘇ります。
水素水美白(シミ・そばかす・くすみ・くまの改善)
皮膚のシミやくすみは、活性酸素と脂質の結合に
よる過酸化脂質と活性酸素によるメラニン色素の
増加が原因となります。
活性酸素による過酸化脂質の生成は、連鎖的に行われる
ため、どこかでその連鎖を停止しなければ、断続的に
過酸化脂質の生成が行われ、シミやくすみを招きます。
そこで、水素分子のもつ強力な抗酸化力によって、
その連鎖を停止させることができ、皮膚のシミや
くすみを沈静化させます。
一方、メラニン色素の増加は、紫外線から肌を守るために
活性酸素がチロシナーゼという酵素を活性化させて
メラニン色素を増加させてしまいます。
その根源である活性酸素を水素分子で除去することで、
メラニン色素の生成を抑制することができます。
肌荒れ(皮膚炎、ニキビ、赤み、かさつきの改善)
実は最新の研究で、水素には抗酸化だけでなく
“優れた抗炎症作用”があることが明らかになりました。
炎症の源は細胞が出す炎症性サイトカインという原因物質。
水素はこれを適度にストップさせ炎症を最小限におさえる
働きがある事がわかりました。
水素水エネルギー代謝促進効果、脂肪燃焼促進効果
水素の作用には、抗酸化作用のほか、細胞内の
ミトコンドリアを活性化させるため、体内がより
効率的に燃焼するようになります。
さて、水素がダイエット効果に期待が持てるという
理由には、大きく3つあるように思われます。
体内の燃焼を効率よくしてくれる、ドロドロを
サラサラにして代謝を向上させる、体内環境の
改善が期待できることです。
水素分子(H2)は、肝臓FGF21を誘発して、
エネルギー代謝を促進することによって、
肥満と糖尿病を改善する。
水素を摂取すると肝臓ホルモンFGF21が放出され、
脂肪燃焼効果が上昇するので、体脂肪が増えず、
脂肪肝にもならず、中性脂肪も増えすぎず、血糖値も
あがらなかったことが医学的に立証されています。
結論
水素は細胞レベルによって、体内や皮膚を若返らせる
究極の物質であるといえるでしょう。
医療法人社団 精華会
ミルディス皮フ科 村上 義之