著名人の若き頃と現在を比べて、 一緒に年の重ね方に
ついて考えてみましょう
(著名人の経歴などはウィキペディアから引用しました)
①メグ・ライアン
まず1番目はメグ・ライアンです。
1961年生まれですので、私より3才年上くらいなので同年代です。
「恋人達の予感」も1989年の映画。「ユーガッタ メール」は
1988年の映画でした。 最近は激やせしているらしいですね。
これらの変化を皆さんはどう思われますか?
②シャロン・ストーン
次は、シャロン・ストーン。彼女は1958年生まれです。
「氷の微笑」は1992年の公開映画で、
シャロン・ストーン34才頃でしょうか?
男の子3人を養子にしているそうですね。
③ブリジット・バルドー
次はブリジット・バルドーです。
ベベは1934年生まれですので、御年78才です。
深く刻まれたシワやタルミはあっても、
イボや目立つシミは見当たりません。
ですので、最低限の手入れ(目立つシミやイボの治療)は
行なうが、それ以上のシワ治療などは自身の意志を持って
行なわないで自然体を通しているのだと思います。
メリル・ストリープ(64)や、オードリー・ヘプバーン
(満63歳没)、キャロライン・ケネディ駐日大使の顔には
年齢にみあうシワが見られ、「自然」とも評されます。
④ジェーン・バーキン
ジェーン・バーキンは1946年生まれですから、現在は60歳台後半。
因みに私の大好きなCDは、日本限定発売の
1997 – The Best Of(ベスト・オブ・ジェーン・バーキン)です。
夫であったセルジュ・ゲンスブールとの歌も入っています。
私は10数年前に一度サルトルやボーボワールも眠る
モンパルナス墓地を訪問しました
(サルトルよりもゲンスブールの墓の方が献花の量は多かったです)。
2011年、日本の東日本大震災の発生を受けて、
ジェーンは4月6日という早い段階で来日し、
「ジェーン・バーキン震災復興支援コンサート Together for Japan」
を行いました。
また、コンサート当日は直前まで渋谷の街頭で募金活動を行った
ことも知られています。
⑤シンディ・ローパー
シンディ・ローパーは1953年生まれですから、御年59才です。
「タイム・アフター・タイム」「トゥルー・カラーズ」
などなどでおなじみですね。
2011年3月11日に起きた日本での東日本大震災の直後、
日本でのコンサートツアーのために来日(彼女の乗った飛行機は
地震による閉鎖のため成田空港に降りられず、
米軍横田基地に着陸した)。他の海外ミュージシャンが
日本での公演を中止して帰国ないし、来日をキャンセルし、
レコード会社からも帰国するように勧められていた中、
2011年3月16日から、予定通りコンサートを行いました。
更に会場でチャリティのための募金を呼び掛け、
コンサートをチャリティイベントにもしました。
2011年3月4日アルゼンチンのブエノス・アイレス空港で、
フライト遅延や欠航が続出し、空港側に抗議が殺到する中、
たまたまその場にいたシンディはその状況をみかね、
いきなり空港のアナウンスのマイクをひっつかみ、
「Girls Just Wanna Have Fun」を歌い出したところ、
突然の空港ライヴにその場の乗客や乗務員も大喜び、
みんなと大合唱となり、みんなの表情は一変して
歓喜の笑顔になり乗客たちの怒りを収め楽しませました。
続いて「True Colors」もアカペラで歌ったそうです。
すごいですね。じーんときちゃいます。
「大切なのは外見ではない、中身だぞ」と思い知らされます。
⑥オードリー・ヘップバーン
誰もがご存じのオードリーです。
今でも多くの方にその美しさと生き方を支持されているの
ではないでしょうか?
引退後は、内戦が続いていたソマリヤやスーダンを訪問したり、
ユニセフ親善大使として活動していましたよね。
彼女の有名な言葉をスライドには引用しています。
シワによってますます美しく輝いて見えます。
さて、私ならどうなるでしょう?
①確かに私の腹には脂肪が増えました。でも私は脂肪の分
だけ優しさを知りました。
②確かに私の頭の髪の毛は減りました。私はその髪の毛の分
だけ優しさを捨てました。
などなど夢想は広がります。
皆さんは、どんなフレーズを連想しますか?
”Pillow Face”って言葉をご存じですか?
ご興味があられる方は、一度検索してみて下さい。
沢山の画像が出てくると思います。
頬が不相応にパンパンであったり、若い頃よりも頬の
ピークの位置が上にあったりで、きれいではある
けれども、少し不自然で違和感を覚えます。
ショービジネスに身を置く方々は別として、我々一般人は、
全体とのバランスも考えて、そこそこの若返りが
似合っていると思うのですが、皆さんはどう思われますか?
諺にもあります。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
さて、
「不自然」「違和感」ときたところで、
今度は下記の写真を見て頂きたいのです。
「ニコールの硬直ぶりが顕著に出ているのは、
彼女が扮する主人公ベッカが愛する息子を失うシーン。
突然の出来事でぼうぜん自失の究極の驚きと
悲嘆を表現するに重要なシーンで、
さすがの演技力を見せつけているのだが、大口を開けた
表情がすっかり固まってしまっている。」
(Cinema Today 2011年11月8日の記事より引用)
映画『ラビット・ホール』より、ニコール・キッドマン 43才頃
前額へのボトックスの「効かせすぎ」が不自然さになっています。
女優だからこそ、よけいに不自然さが指摘されるのでしょうね。
今はどちらかというとマイルドな効かせ方が好まれる
傾向にあるようです。
10年くらい前はまだ日本でもバッチリ効かせたい人が
多かったように思います。
個人的にはマイルドな方が好みです。前額や眉間、目尻に
しても強い表情をした時には幾分でも表情ジワがでる方が
自然ですし、何気ない表情をするくらいではシワ形成が
抑制されていれば十分に予防効果を期待できると思っています。
このあたりも好みによってどちらを支持するのか分かれる
のかも知れません。
次も私自身は「ついて行けないな~」と思う事例です。
皆さんは彼女のこの行為・変化をどう思われますか?
2010年のピープルマガジンの記事です。
私などが見ても、きれいな女性がさらに美しく(?)
なった、くらいにしか思いませんが…
魅力的というのでは語弊があるかも知れません。
眉があがって怖い、胸が巨大、それに比べてウエストなどの
脂肪がなさすぎて女性の魅力でもある丸さがないようにも
感じるのですが…
この変化を見せられると、どうも首をかしげたくなります。
23才でこの容貌(顔貌)は、正直きれいだけど、怖い。
個人的な感想ではあるけれど、よっぽど施術前の顔に一番好感を覚えます。
これは、アメリカの読者も同様の感想だったようです。
別名「キャット・ウーマン」として知られるジョスリン・ウィルデンスタイン
最後にご紹介するのは、長年にわたって美容整形を続けた最も悲劇的なケース。
写真上は、ニューヨークのソーシャライトで、別名「キャット・ウーマン」
として知られるジョスリン・ウィルデンスタイン。
「下の写真はそんな彼女の美容整形の歴史であるけれど、
決して美人ではないものの極めてまともだった時代から、
どんどん人間とは判断しにくい容姿になっていく姿は
恐怖させ感じさせるもの。またヘア・スタイルやカラーも、
どんどん変えているけれど、それが どんどん不自然で
恐ろしくなっていく顔と相乗効果で、プラスティック・ホラー
を演出しています。」
との感想が書かれているけれど、皆さんも同感なのではない
でしょうか?
「心の闇」とでも言いたくなりますが、この闇は誰にでも
ありそうです。闇の深さは人それぞれなれど…
ミルディス皮フ科
理事長 村上 義之