東京都足立区北千住ならびに神奈川県横浜市西区
にありますミルディス皮フ科の村上です。
今回は、先日とある方から教えて頂いた
YouTube動画をご紹介したいと思います。
もしかすると多くの方が
既に視聴したことがあられるかも知れません。
私は最近になって、ようやくSDG’s(持続可能な発展)に
ついて自分でも考えるようになり、桐村里沙先生の
『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』(光文社新書)で
プラネタリーヘルスという言葉、分断思考による
個人だけを最適化するヘルスケアはエゴイズムである
「人と人、人とコミュニティ、人と社会、人と生態系、
人と地球全体が連続し、相互依存する一つの有機的なネットワークである」
「人は森であり、腸に土を内包している」などの
内容にいたく感動していました。
そうした背景もあって、このタイミングで
動画を視聴してよけいに感動したのかも知れません。
*プラネタリーヘルス
「人と地球は別々な存在ではなく、相互依存関係にある」
という考えを基盤に、多用な生物が生かし合う生態系を維持し、
人を含めた地球全体の健康を実現すること
未視聴の方は是非一度見てみて下さい。
演説内容抜粋
・今の発展を続けることが、
本当に豊かになるということなのでしょうか?
・最も豊かな西側諸国と同じようなレベルで、
70億80億の人々に消費と浪費が許されるとしたら
それを支えるだけの資源が今の世界にあるのでしょうか?
・市場経済が全世界に拡大したグローバリズムを
私達はコントロールできていますか?
逆にコントロールされてはいないでしょうか?
・我々が今挑戦しようとする目の前の巨大な困難は
決して環境問題ではなく、明らかに政治の問題なのです
・人類は今、消費社会をコントロールできていない!
逆に、人類の方がその巨大な力に支配されているのです
・我々人類は、発展するためにこの地球上に
やってきたのではありません。
幸せになるためにやってきたのです。
・人生は短くあっという間です。
しかしその人生こそが何より価値あるものなのです
・人生をすり減らしているのは、消費が
「社会のモーター」となっているからです
・今この行き過ぎた消費主義こそが地球を傷付け、
さらなる消費を促しています
・商品の寿命を縮めて、できるだけ多くのものを売ろうとする
・我々は「使い捨て文明」を支える悪循環の中にいる
・「貧しい人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、
もっともっとといくらあっても満足しない人のことだ」
・「水問題」や「環境の危機」がことの本質ではない
見直すべきは、我々が築いてきた文明のあり方であり、
我々の生き方です
・自分に問いかけるのです。これが私の一生だったのかと
・発展は幸せの邪魔をしてはならない
発展は「人類の幸せ」「愛」「子育て」
「友達を持つこと」そして、「必要最低限のもので満足する」
ためにあるべきものなんです
なぜなら、それらこそが一番大事な宝物なのだから
・環境のために闘うのなら一番大切なのは
人類の幸せであることを忘れてはなりません
皆さん、いかがでしたか?
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腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境 (光文社新書) 新書 – 2021/8/17
桐村 里紗 (著)
人の不調と、地球の不調は
「土」でつながっている――
アレルギー、がん、精神疾患、
気候変動、砂漠化、海洋汚染……
日々の食の選択で健康な「土」を取り戻す
「プラネタリーヘルス」その方法と実践
【内容】
「人は森であり、腸に『土』を内包している――」
人にとって最も身近な自然環境は「腸内環境」であり、
そこは人が根を下ろす「土」にあたる。
土壌に暮らす微生物が、食べ物と共に腸内に移住したものが腸内細菌の起源であり、
人は今でも「食べる」ことを通して、外的な環境と接続しているのだ。
日々の食べ物が腸内の土作りの材料になり、
消化や腸内細菌による発酵を通じ栄養豊かな土となる。
それはまるで、森の落ち葉や動物の死骸から腐植土が作られるシステムと同じである。
本書では近年明らかになっている腸内環境と心身の不調との関連について、
最新情報を伝えつつ、人と地球の土を同時に改良する食べ物の選択の重要性と
具体的方法を「プラネタリーヘルス」の観点から説く。
近代農法や畜産が環境に与える甚大な影響と、
それを解決する農業や食の未来も伝える。
ミルディス皮フ科
村上 義之