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院長ブログ

食品添加物

2022年07月11日
みんな大好きな食品添加物「食品の裏側」:阿部 司 東洋経済新聞社

東京都足立区北千住ならびに神奈川県横浜市西区
にありますミルディス皮フ科の村上です。

今回は最近読んだ本から、食品添加物について
ご紹介したいと思います。

上は2005年発行の「食品の裏側」と題した
阿部 司氏の本です。

少し発行は古いですが、某講演会で紹介
されていたので購入してみました。

詳しくはないけれど、私レベルには十分で食品添加物の怖さ
が判りやすく書かれています。

特に加工品を作る際に種々の添加物を放り込むところの
描写や加工品を直接作っている方達は自社製品を口にしない
との記述などを読むと本当に怖くなってしまいます。

添加物、必要なのだろうけれども極力避けたい。

私のような無頓着な人間でも、何となくそう思っています。

体調不良を経験して、多少は注意深くなって商品の裏側の
ラベルを見る癖は付いてきました。

でも、本を読むと見抜けない裏の仕組もあるのだなと
いうことがわかります。

それが
一括表示(例えば複数入っていても「pH調整剤」の一言で済まされる)
表示免除(キャリーオーバー、加工助剤、ばら売りおよび
 店内で製造・販売するもの、パッケージが小さいもの、栄養補助剤)


p117より転載

また、
———————————————————————————

安くて便利ならばと、なんの問題意識も持たずに食品を買う消費者の側
にも責任はあるのです。
消費者が少しでも「安いもの」「便利なもの」「見かけがきれいなもの」
を求めるからこそ、つくり手はそれに応じるしかないという現実もあるのです。

製造者、販売者、消費者―この三者は、立場は違っているけれども、
実はみんな添加物を容認し、指示しているのです。
(P50-51から抜粋)

————————————————————————————-
という指摘は耳が痛い限りです。


そして著者からのいくつかのアドバイスがあります。

①食品添加物とは、台所にないもの
*「台所にないもの」を指標にして、
 食品の「裏」表示を見る

②出来るだけ加工度の低いものを選ぶ
*手間をとるか、添加物をとるか?

③安いものだけに飛びつかない
*安いものには理由がある

④「素朴な疑問」を持つこと
 「なぜこの明太子は、こんなにきれいな色?」
 「なぜこのハンバーグは、こんなに安い?」
 「なぜこのパックサラダは、いつまでもしなびない?」
 「なぜコーヒーフレッシュは、安いお店でも使い放題?」
 「みりん風調味料の『風』って何だろう?
  純米みりんとどう違うのだろう?」

こんなところから、私も始めて見たいと思います。


最後に参考までに要注意添加物リストを転載します。

自分のことは、自分で守る。
そして家族を守る、近しい人を守る。
そのためにも知識は大切!!

今回も自分の無知さとともに、今後を変えなければと
思わせてくれた1冊でした。

少し話しは変わりますが

食品添加物は確かに怖いです。
ネットではいくつも怖そうな題の記事も出てきます。
下記の「世界一の食品添加物王国は日本だった!」も
その一つでしょうか?
———————————————————————-

■食品添加物が許可されている種類
・アメリカ:133種類
・ドイツ :64種類
・フランス:32種類
・イギリス:21種類

やはりアメリカが多いです。
カラフルな食べ物がたくさんあるので
添加物が多いイメージがありますよね。

また、こうみるとヨーロッパの食品が
どれだけ安全なのかもわかると思います。

日本における食品添加物の認可数は?
では、日本はどのくらいの種類の添加物が
使用されているのでしょうか。

■日本で認可されている食品添加物の種類
・指定添加物:約400種類
・既存添加物:約400種類
・天然香料:約600種類
・一般飲料物添加物:約100種類

なんと、合計『約1500種類』もの添加物が認可
されているのです!!

特に体に害がない香料を抜いても900種類です。

なんと、日本はアメリカの7倍以上もの添加物が
使用されているんです。
もちろんこれは先進国としては世界一です・・・

信じられませんよね・・・。

「日本の食品は安全」は添加物によって支えられていた!
「日本の食品は安全」といった日本のイメージは
国やメディアによって我々がずっと洗脳されてきたものです・・・。

「衝撃!!世界一の食品添加物王国は日本だった!」より引用
————————————————————————–
でも、各国で規制の範囲がそもそも違ってしまうと、
自ずとその数が異なることになってしまいます。

できれば下記の分類でいうと一般添加物に分類されるものだけ
での比較などないのかしら?

今後はコロナ禍での制限も薄れて、また海外へ行くことも
増えるのでしょう。

そんな時、私達は裏側を見て商品を選択できるでしょうか?
私は全く自信がありません。
どうしましょう?

こうした添加物全てが悪ではもちろんありませんが、
少なくとも自分達で選びたいですね。

そのためには判りやすい表示は必須だと思います。
そして私達が少しでも知識を増やしてゆくことも。

「食事でかかる新型栄養失調」

この本の中で、弁当や加工食品が低栄養を招く原因として

①調理加工の際
・純水:逆浸透膜で濾過した水
・高度に精製された油脂を使用しているため
食材の栄養素の多くが溶け出してしまう。

②インジェクション(注射)により
種々の理由により、精製油脂や化学調味料などの添加物が
食材に注入されている。

③添加物として使用されている「リン酸塩」がミネラル
の吸収を阻害

などが挙げられています。

出来るだけ、素の素材から自分で調理したいですね。
でもその素の素材の素性(農薬など)も考えないといけないとなると…

そして、その手間たるやとても大変です。
「自分のことは自分でする」を目標に!

当たり前かも知れませんが、掃除や炊事、洗濯などのいわゆる
家事を自分でもようやく分担し始めて、家事の、主婦の大変さが
少しはわかりはじめたところです。

仕事と両立なんて、とてもとても無理です。

だからこそ、以前のブログ「食事を含めた生活習慣を改善しよう!
にも書いた、下記のような考えにもなってきたのです。

食事の基本は、某先生がおっしゃられるように
「何でもしっかり噛んで、ゆっくりと感謝して頂くとおいしい」

例えそれが添加物たっぷりのコンビニ弁当であろうが、
ファーストフードであろうが、身体に良くないモノも
含まれていようが、栄養素だって含まれている。

毒を解毒できるだけの身体を普段から作っておけばよい。

しっかり噛んで食べることが栄養素を消化吸収するための第一歩。
何事にも感謝の精神を忘れない。


当院は皮膚科ではありますが、できれば皆様の全身の健康に関わって
ゆきたいと考えています。

美容と健康が繋がった時、嬉しさは誰しも倍増すると思うのです。
一緒に頑張って心身共に健康で長生きしましょうね!

ミルディス皮フ科
村上 義之

参考

日本と海外の添加物規制(日本食品添加物協会)

・衝撃!!世界一の食品添加物王国は日本だった!

食の安全と食品添加物(実践女子大学 西島基弘)

・食品添加物の課題と功罪(中村幹雄)

・要注意食品添加物リスト