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GO-VC・グリコール酸・レチノールの相加相乗効果  

究極のトリプルケア:GO-VC・グリコール酸・レチノールの相加相乗効果

 

先にご紹介しました新規GO-VC高配合のNCKクリアブーストセラム」を製品化した理由としては、

1)美白、角質ケア、炎症を抑えて肌を整え保湿、抗酸化、抗菌作用などを行える、男性でも女性でも季節を問わず使用できるオールインワン美容液

2)グリコール酸などAHA配合で、その後に使用する美容成分の肌への浸透を助ける導入美容液

3)レチノール、ピュアレチノール、トレチノインなどと相加相乗効果を発揮できる美容液

を目指しました。

 

先のブログと重複しますが、

「グリコール酸1%、GO-VC3%、ナイアシンアミド4%、コウジ酸1%を配合し、+αとして、セラミド、ヨクイニン、アラントインを配合した攻めの欲張り導入美容液」

となっています。

 

今回は3)のレチノール系との相加相乗効果についてお話したいと思います。

わかりやすくする目的でGO-VC(両親媒性プロビタミンC)、グリコール酸(AHAの1種)、レチノールの3成分トリプルケアでの説明をしてみたいと思います。

 

<目次> 

  1. トリプルケアのターゲット
  2. 各成分の機能と役割
  3. 期待される相乗効果とメカニズム
  4. 効果を最大化する使用法(重要)
  5. まとめ
  1. トリプルケアのターゲット

 

この3成分の組み合わせは、主に以下の肌悩みを持つ方に最適です。

肌悩み 原因とメカニズム
シミ・くすみ メラニン色素の過剰生成と蓄積、ターンオーバーの乱れ
毛穴の開き・詰まり 過剰な皮脂分泌、古い角質の詰まり、真皮のハリ低下
小ジワ・ハリ不足 コラーゲン・エラスチンの減少、細胞活性の低下
ニキビ・ニキビ跡 アクネ菌の増殖、炎症、炎症後色素沈着

 

グラフ:年齢とともに減少する肌の構成要素(イメージ)

株式会社エストラボ:https://est-pro.co.jp/column/aesthetic_column/12276/

 

コラーゲンやエラスチンなどの真皮成分は年齢とともに減少し、肌のハリ低下につながります。本トリプルケアは、これらの真皮成分の生成促進と、肌表面の代謝改善を同時に目指します。

成分 20歳時の量を100%とした場合
コラーゲン 50歳で約20%
エラスチン 50歳で約20%

 

  1. 各成分の機能と役割

 

成分名 分類 主な作用 肌への役割
GO-VC (イソステアリルアスコルビルリン酸2Na) 高浸透型 ビタミンC誘導体 抗酸化・メラニン生成抑制・コラーゲン生成促進・皮脂抑制 肌の基盤を整える(土台ケア)
グリコール酸 AHA (αヒドロキシ酸) 角質剥離(ピーリング)・ターンオーバー促進 肌表面の代謝改善(表面ケア)
レチノール ビタミンA 細胞活性化・ターンオーバー促進・コラーゲン/エラスチン生成 エイジングサインにアプローチ(深部ケア)

 

 

GO-VC (イソステアリルアスコルビルリン酸2Na) の優位性

 

GO-VCは、一般的な水溶性ビタミンC誘導体よりも油溶性と水溶性の両方の性質を併せ持ちます(両親媒性)。これにより、従来のビタミンC誘導体よりも高い浸透性と安定性を実現しています。

 

図:水溶性・脂溶性の両特性を持ったGO-VCの効果

 

ブログ:GO-VC(両親媒性ビタミンC)の魅力:https://mildix-biyo.com/blog/5685/

を参照頂けますと幸いです。

 

  1. 期待される相加相乗効果とメカニズム

3つの成分を組み合わせることで、単独では得られない強力な相加相乗効果が期待できます。

 

【相加相乗効果1】浸透促進と効果の最大化

組み合わせ 期待される効果 メカニズム
グリコール酸 → GO-VC/レチノール GO-VC/レチノールの浸透アップ グリコール酸が古い角質や表面の詰まりを除去し、後に続く成分の通り道を作る。
GO-VC × レチノール 相乗的な抗酸化・抗老化作用 GO-VCの強力な抗酸化作用がレチノールの酸化を抑え、レチノールがコラーゲン生成を促す際にGO-VCがサポート役として働く。

 

【相加相乗効果2】総合的なエイジングケア

成分の役割 エイジングケアへの貢献
グリコール酸 なめらかさ:古い角質を除去し、肌表面のゴワつきを改善。
GO-VC 透明感・ハリ:メラニン生成を抑え、コラーゲン生成を促進。
レチノール シワ改善・弾力:真皮のコラーゲン・エラスチン生成を促進し、深部からハリを構築。

 

結論として、「肌の表面から深部までを全方位でケアする」ことになり得るアプローチと言えます。

 

  1. 効果を最大化する使用法(重要:肌刺激に注意)

 

レチノールとグリコール酸は、古い角層を剥離したり、肌のターンオーバーを促進する結果として角層が薄くなる作用を有していることから懸念されるのが刺激性です。

当院のNCKクリアブーストセラム」はグリコール酸などAHAを含有していることから+αの成分を加えることによって刺激を最小限に抑える工夫はしています。

また当院の「アスタキサンチンゲルクリーム」もレチノールを配合していますが、「安定型ビタミンA誘導体」とも称されるレチノールのヒドロキシ基をパルミチン酸でエステル化して安定性を高めたパルミチン酸レチノールです。

 

「パルミチン酸レチノール」は、美肌効果に長けた低刺激で安定性も高いビタミンA誘導体です。

 

主な効果として、以下の4つがあります。

 

・表皮角化細胞増殖促進作用

・肌荒れ改善作用

・抗シワ作用

・紫外線の吸収を抑制(濃度2%でSPF20と同等のUVB吸収能)

欧米では日焼け止め製品にもパルミチン酸レチノールが配合されています。

そのため朝も使用できるとされていますが、使用する場合は通常以上に紫外線対策としては徹底するようお伝えしています。

 

使用上の注意点

 

段階的な導入:

 肌への刺激を避けるため、一度に全成分を使い始めず、刺激の有無を確認しながら成分や製品を少しずつ追加してゆきます。

 

先ずはグリコール酸などAHAが配合されているNCKクリアブーストセラム」を朝晩刺激なく使用できることを確認下さい。男性の髭剃りや顔剃り後などでは刺激が出やすいのはいうまでもありません。

その後にパルミチン酸レチノール配合の「アスタキサンチンゲルクリーム」を夜だけ「NCKクリアブーストセラム」の後に追加してみてください。

刺激が問題ない場合には、必要に応じて朝も使用することは可能ですが、先に述べたように日焼け止めなどで適切な紫外線対策を徹底するようお願いいたします。

もともと皆さんは肌の老化の環境要因としての大半は紫外線であることはご存じのはずですから、当たり前のことでもあります。

 

さらにレチノール系での効果を期待する場合には、ピュアレチノールやトレチノインを週に1回、夜だけアスタキサンチンゲルクリームに変えて使用したり、追加で使用することも可能かも知れません。その後に週3回などに回数を増やして使用することも想定されます。

 

しかしながら、個人的には刺激を最小限にして長く継続することが大切だと考えていますので、極力パルミチン酸レチノール、どうしてもでもピュアレチノールまでに留めるのが良いのではないかと思います。

やるときにはやる、の覚悟で、それこそゼオスキンのセラピューティックプログラムを期間を定めて取り組む方が私の性にはあっているような気がします。

 

それよりも刺激が強い時には負担を減らすことを考えましょう。

赤味や皮むけなど刺激症状がひどい時には一気に中止が原則です。

軽度の刺激であれば朝にNCKクリアブーストセラム」、夜に「アスタキサンチンゲルクリーム」だけなどに同時使用を控えてみてください。

 

保湿と紫外線対策:

これらの成分は角層を薄くして肌を乾燥させやすく、またターンオーバー促進により紫外線への感受性が高まります。保湿ケアと、朝は必ずしっかりとした紫外線対策を行ってください。

 

(化粧品成分オンライン)

パルミチン酸レチノールの基本情報・配合目的・安全性

https://cosmetic-ingredients.org/cell-activator/2703/

 

  1. まとめ

 

両親媒性プロビタミンCであるGO-VC、グリコール酸(AHA)、レチノールのトリプルケアは、「表面を整え(グリコール酸などAHA)、深部を構築し(レチノール)、全体を保護する(GO-VC)」という三位一体のアプローチで、シミ、シワ、毛穴といったエイジングサインに対して高い効果が期待できます。

 

 

成分 メリット 適切な使い方
GO-VC 高い抗酸化力と美白力 毎日の抗酸化シールドとして使用
グリコール酸 肌をなめらかにし、浸透を高める 角質ケアとして使用
レチノール 真皮からハリと弾力を生む 毎晩のエイジングケアとして使用

 

この強力な組み合わせの恩恵を最大限に受けるためには、「肌の状態をよく観察し、刺激を避けるための正しい使用法」を徹底するとともに長く継続することが大切です。

 

 

以下に両親媒性プロビタミンCであるGO-VC供給元から頂いた資料から3剤併用のトリプルケアの効果について見てみましょう。

3剤併用するトリプルケアによって、色素沈着の濃さ、目立つ毛穴数、しわのエリア・面積・長さの各項目で改善がみられています。

次にGO-VCとグリコール酸とそれにレチノールを加えて3剤併用トリプルケアとの比較を見ると、3剤併用トリプルケアでより高い改善度が得られています。

 

 

3剤併用トリプルケアによる色素沈着に対する効果をみた臨床写真。

 

こちらは3剤併用トリプルケアによる毛穴に対する効果

 

 

最後にGO-VCの化粧品原料データシートを添付しておきます。

 

 

 

皆さんに是非とも当院オリジナル化粧品であるGO-VCとグリコール酸(AHA)配合の「NCKクリアブーストセラム」とレチノール配合の「アスタキサンチンゲルクリーム」をお試しいただき、一人でお多くの方に効果を実感いただければ幸いです。

効果には個人差がございます。

また3剤併用トリプルケアは単独での使用と比較すると、どうしても刺激が出やすくなることが危惧されますので、必ず段階的な使用をお願いいたします。

 

2025.10

 

 

 

 

 

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