老人性血管腫について

加齢とともに現れやすい赤いポツポツを目立ちにくくするレーザー治療

老人性血管腫は、加齢に伴って体や顔に現れやすい良性の血管性病変で、赤い小さな斑点や膨らみとして見られます。
当院では、血管内のヘモグロビンに吸収されるレーザーを使用し、血管壁に作用させて収縮させることで、浮き出た毛細血管を目立ちにくくする治療を行っています。

周囲の皮膚へのダメージを抑えながら治療を行うため、切除を行わずに改善を目指すことが可能です。
治療効果には個人差があり、血管腫のサイズや深さによっては、2～3回程度の治療が必要となる場合があります。

こんな効果が期待できます

• 老人性血管腫の赤みを薄くする
• 血管腫の目立ちを軽減する
• 皮膚表面の赤いポツポツの改善
• 血管の収縮による色調の改善
• 複数回の治療による段階的な改善

老人性血管腫の施術の流れ

老人性血管腫の施術は、診察から照射後のアフターケアまで一貫して行います。
まず診察にて血管腫の状態や大きさ、数を確認し、施術方法や注意点についてご説明します。

次に施術部位を確認し、安全にレーザー照射を行うための準備を行います。
血管腫の状態に合わせてレーザーを照射し、施術は短時間で終了します。

施術後は、患部の状態を確認したうえで、 ご自宅での過ごし方や注意点についてご説明します。

所要時間	約15～30分 ※部位や個数により異なります。
治療回数	1回で改善する場合もありますが、サイズや深さにより2～3回必要となることがあります。

ダウンタイム・副作用

• 痛み・効果には個人差があります。冷却ガスを使用しながら施行致しますが、痛みは伴います。時に薄い痂皮（かさぶた）を作ることがあります。
• 腫れや内出血（赤み・紫斑）が1～２週間程度出ることがあります。
• 施術直後には多少の赤みが出る事がありますが、数時間で徐々に落ち着きます。
• 稀に赤みやヒリツキが数日続く、軽いヤケドをすることがあります。必要時、外用剤治療を行いますので、気になることがございましたら早めに受診ください。

アフターケア

• 施術後、洗顔・お化粧は施行当日より可能です。
• 痂疲（かさぶた）ができた場合は、無理にはがさないで下さい。

禁忌

• 定期的に内服をされている方はお知らせください。内容によっては光過敏を生じる可能性があります。
• 今までに一度でもリウマチなどで金製剤（シオゾール・グレリース・リザスト・リドーラなど）を使用したことがある方
• 妊娠、授乳中の方
• 糖尿病など創傷治癒に問題がある方
• ケロイド体質の方
• アートメイク、刺青のあるところ

老人性血管腫治療の同意書