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院長ブログ

ストレスとどう向き合う?

2022年06月25日
ある日のビーナスラインにて

東京都足立区北千住ならびに神奈川県横浜市西区
にありますミルディス皮フ科の村上です。

ケリー・マクゴニガル • TEDGlobal 2013
YouTube「ストレスと友達になる方法」

実は以前にこの動画を美容の小冊子を作った際に
ご紹介したことがあります。

その当時の私は、積極的に
「ストレスを肯定的に捉える様」になりたいと
思っていました。

今でもなりたいとは思っています。

しかし体調を崩してからは、とても積極的に
ストレスに対峙するのは厳しいな~というのが
本音のところです。

本日は先のブログ
「食事を含めた生活習慣を改善しよう!」の続きでもあります。

そのブログにて、
—————————————————————

アトピー性皮膚炎の患者さん達がデュピクセント注射や
オルミエントのようなJAH阻害剤内服などの
強力な治療で「痒みと症状が改善している」状況が
生活習慣の改善に取り組むチャンス
ではなかろうか?

生活習慣として、私が先ず思い浮かぶのは下記の項目です。

1.食事
2.運動
3.睡眠
4.ストレス対策

私が先ずストレス対策として行ったのは、
「7つの習慣」における第2領域を増やすことを
主眼にしました。

・家族との時間を増やす
・一人の時間を作る
・スケジューリング

————————————————————-

と記しましたが、
「4.ストレス対策」の続きのつもりで書いています。


昨今の産業医の講習などでもメンタルヘルスに
多くの時間が割かれていますし、
日本精神神経学会やストレス学会などが
連名で2020年に「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
流行下におけるメンタルヘルス対策指針」
を示しています。

そこには、

「感染症流行下における一般的なストレス反応
に対する基本的な対応」

として以下の事を紹介されていますので引用します。

①健康的な生活を維持する
②信頼できる情報を得て、情報過多を避ける
③他者とのつながりを保つ
④リラックスできる時間を作る
⑤自分が楽しめる活動をする
⑥相談する

さらに、厚生労働省の
「新型コロナウイルス感染症流行下における
メンタルヘルスに関する相談対応 参考情報・事例集」には、
もう少し具体的にストレスを抱える方向けのアドバイスが
掲載されています。

またコミュニティ・カウンセラー・ネットワーク編
『こころの安全地帯 ~心のケア、一番に大切なこと』
2018年に素人でも扱いやすい考え方とケアの方法として

以下の7つ【ゴジラはリスさ】を入れておくべきケアの
道具箱の中身として紹介しています。

A.合理的に考える
B.自分のことは自分でする
C.ライフ・スタイルを改善する
D.発散、表現、楽しむ
E.リラックスする
F.スキルを磨く
G.サポートを動員し、活用する

非常に似通っていますし、少し具体的で
わかりやすいかなとも思います。

最近では上記のような対応を
PFA(Psychological First Aid:心理的応急処置)として
心のケアに用いるツールとして紹介されているようです。

ストレス対策にも、上記の「食事」「運動」「睡眠」
は密接に関係しているのはもちろんのことです。

ここでは、これら3つと関係性が深いものは除いて
お話したいと思います。

上記の項目に従って、私個人の場合でみてみましょう。


栄養学を学び始めて、「健康的な生活を維持する」ことを 
より強くイメージするようにはなりました。
出来てはいませんが…。


「信頼できる情報を得て、情報過多を避ける」は、
より分野を選んで行うようになりました。

以前は、ためになるならと各種研究会などにも積極的に参加して
いましたが、昨今はWEB講演会・講習会が沢山ありすぎて
現実的にはほとんど参加できませんでした。

しかし、その中でもより自分が興味を持っているモノを見つけ、
限定するようになりました。

また、家族の行事などと重なった時は迷うことなく家族行事を
選択するようにもなりました。

また、良いのか悪いのか判りませんがテレビをほとんど見なくなりました。
例外はスポーツ(ラグビー)と映画、ドキュメンタリーくらいでしょうか。
新聞もありません。

益々世事に疎い状況となってしまっています。


「他者とのつながりを保つ」
「相談をする」

G.「サポートを動員し、活用する」

ここで大切なのは、つくづく「家族」と「友人」だと思います。
何物にも変えられない。

そして、次に大切にしないと行けないのは「知識」かも知れません。
あるいは常日頃から「徳を積む」あるいは「人格を磨く」ことかも知れません。


④ ・E.「リラックスする」

私は非常に苦手です。
「7つの習慣」の第2領域と第4領域の区別をつけがたいように感じてしまい、
私は上手くonとoffを分けられないでだらだらという事態に陥りがちです。

頭でっかちなところがあるので、ついつい自律神経訓練法などを取り入れようか?
などと考えてしまうのも性格なのでしょうね。

合気道、瞑想などは是非とも試したいと思っています。

私は、「仕事をしない時間を作る」「仕事を制限する」ことを目的に、
スタッフや患者さんにも迷惑をかけてしまうことを承知で無理矢理作りました。


⑤・D.の「楽しむ」

上の「リラックスする」にも繋がっているのだろうと思います。
「楽しむ」ということに関して、子供達は天才的ですね。

何でも遊びにしてしまうし、熱中して精一杯やっているのを見ると、
何とも微笑ましい感じがしますし、子供達の笑顔は大切にしたいなぁと
自然と感じます。

こうした感覚の時は意外と自分もリラックスできているのかも知れませんね。

私は熱中するような趣味もないので、
・1人で蓼科方面に早朝からドライブ
・ラグビー観戦(テレビを含む)
・映画
・家族との時間を最大限共有する
(日曜は家族との時間)
・自然の中へ出かける
・仕事関係以外の読書

などでしょうか?

そして、これらにここ数年で自称スピリチュアル・ツアーが加わりました。
巨石、巨木、縄文遺跡、神社やお城などなど。

一般的には「パワースポット巡り」と呼ばれるものに近いのかも知れません。
「癒される感覚」「何かと繋がる感覚」があって、私には墓参りにも似た感覚が
自分の中に漂うのが好きなのです。

先日訪れた、福島県の田村大元神社
私の大好きな場所から見る富士山

A.「合理的に考える」

 性格なのでしょうか?
自ずとバランスを取ろうとしたりはするのですが…

私の場合は必ずしも「合理的」ではなく、
「非合理的」とまでは行かなくても、
「合理的」な検証が不十分のまま突き進んだりしてしまいます。

「自らの進んでいる道が本当に正しいのか?」
という振り返りも含まれるのでしょうね。

もう少し「振り返り」や「疑う」というのも
私には必要かも知れません。

B.「自分のことは自分でする」

主婦にとっては当たり前の「身の回りのこと」=家事を、
自らがする割合を増やしました。

「本当に忙しい」を身をもって経験している最中です。

自分で実際にするようになると、
家事以外の身の回りのことも含めて、
他人任せのことがいかに多いのか?ということには
改めて驚かされます。

C.「ライフ・スタイルを改善する」

これは強く自分では意識したところです。
7つの習慣でいう第二領域を充実させること、
それがストレス軽減には有効だと感じたので
それにはスケジューリングが非常に大切だと思います。

一日、一週間、一ヶ月、一年…
家族との時間、自分1人の時間などを確保せねばなりません。

もちろん
睡眠:夜11時までには就寝など
運動:スクワット、電動自転車→普通の自転車など
食事:油に配慮、プチ糖質制限、栄養素を考慮、
   人工甘味料など化学物質を避ける…
取り組む事は山ほどあります。

私自身は振り返ってみると(まだ途中ですが)、
自分にとってのミッション、クレド、パーパスが何なのか?
を考えたことによって優先順位が明確になったような気がします。

それによって迷うことが少なくなるとともに、
ライフ・スタイル(生活習慣)の改善に前向きに取り組めるように
なった気がしています。

続くといいのですが…


D.「表現」

これも苦手です。
このブログが私の表現でもあるので、例え不定期になろうとも
続けようと思っています。

どうぞ皆様お付き合いの程を宜しくお願いいたします。
自分の「思い・想い」を言葉にするのも、
態度で示すのも「表現」ですよね。

ここが苦手だから、相手に伝えたいことが伝えられない。

突き詰め方が甘いので、伝えたいことを明確にできていないのも
原因なのでしょう。


F.「スキルを磨く」

私は飽きっぽいが、凝り性でもある。
器用ではないのでコツコツ型(どん亀型)。
だからかも知れませんが、潜水艦(どん亀)に
惹かれているのかも知れません。

また夢見る夢子ちゃんの部分をも持っていて、理想、夢想、妄想も好き。
でも自分でブレーキを踏んでしまうのですが。

何度失敗しても懲りずに何度でも新しいことにチャレンジ
するのは好きなようです。

でも飽きっぽいこともあり、PDCAを回す/振り返りが
全く持って不十分。

だから中途半端になりがち。

7つの習慣でいうところの第7の習慣「刃を研ぐ」にあたります。
ここも要改善です。

私の些細な経験が、「皆さん自身のストレスにどう向き合うか?」
「食事を含めた生活習慣を改善する」に少しでも役だってくれると幸いです。

ミルディス皮フ科
村上 義之

参考

・ブログ「食事を含めた生活習慣を改善しよう!」

・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下におけるメンタルヘルス対策指針:2020年

・新型コロナウイルス感染症流行下における メンタルヘルスに関する相談対応 参考情報・事例集:R3年4月 厚生労働省

・『こころの安全地帯 ~心のケア、一番に大切なこと』2018年:コミュニティ・カウンセラー・ネットワーク編