(基本的な治療方針)
よりきれいになって頂きたいので、顔全体での、肌の層ごとの総合治療を目指す。
基本は表面から深部へ(角質層・表皮→真皮→皮下へ)
具体的には、イボ→シミ→赤ら顔、小じわ、毛穴、ニキビ痕→たるみ、表情じわ
イボ、シミも顔全体での治療を目指すのでQスイッチレーザーやIPLの仕上げに
ゼオスキン、ジャン・マリーニなどでの外用美肌治療へ
隆起したほくろが平坦化するだけでも大きな改善(しかも変化が出る確実性が高い)
同じ層にあるなら、平均からはずれたものの治療を優先
目立つ部位、隠しやすい部位などで考える(顔の中心が目立ちやすい)
隆起と平坦なら隆起したものが目立つ
シミと赤味、程度にもよるが女性では化粧できるので赤味は隠しやすいのでシミ治療優先
*赤味治療は繰り返しなので同時進行もOK
(無料美容カウンセリングの内容)
- 悩みを聞く、目標設定(期限、最低限の希望などの確認)
スタッフが患者さん一人一人に寄り添って、一緒に目標を立てましょう。
理解納得して自己決定したものは目標を完遂しやすいと思います。
- 本人の悩みだけでなく、肉眼、紫外線撮影を通して、問題点を列記、分類する。
*肌診断機の紫外線撮影で見える変化(問題点)をお伝えする
目立つシミ:Qスイッチ、IPL
くすみ、肝斑などの色むら:全体治療のお勧め
赤味の写真:Vビーム、IPL
- 相談の上、治療の優先順位をつける。
- ベーシックスキンケアの重要性:洗浄、保湿、日焼け対策(日焼け止め)
*必要時は飲む日焼け止めの話
*アドバンススキンケア:抗酸化剤、レチノールなどの成分
- 栄養について:人間の体は食べたものでできている。肌も食べたものを元に作られている。
*栄養は大切;必要時採血検査なども可能 (鉄、亜鉛などミネラル)
現代は三大栄養素は十分でビタミン、ミネラル、食物繊維不足
- 治療法について:基本は表面から深部へ(角質層・表皮→真皮→皮下)
代表的なものとしては
- イボ:多いなら「まとめて治療」をお勧め
- 老人性色素斑、そばかす:Qスイッチ、IPLとアフターケアの重要性
- 表面の全体治療として:ゼオスキン、ジャン・マリーニなどの美白・美肌外用剤の併用
- メンテナンス:治療だけではなくメンテナンスが重要(角質層薄く、皮膚の厚み↑)
ゼオスキンのメンテナンス、自分の化粧品にレチノール、ピーリング剤を加える
CPや美容成分導入、コラーゲンピールやジェネシスなど
- メンテナンス期間中のお勧め
・血管治療
・顔のレーザー脱毛:特に中高年では口回り、鼻毛など
・しわ治療、小じわ対策、たるみ治療など
- 皮膚の構造のおさらい:資料をもとに(角質層・表皮、真皮、皮下、メラニン色素の排出、ターンオーバーなど)
参考資料:「皮膚の構造とはたらき」 マルホ(株)
https://www.maruho.co.jp/kanja/hifukiso/kouzou/mv/
https://www.maruho.co.jp/kanja/hifukiso/kouzou/
いくつかのポイント
・この無料カウンセリングは特に美容医療の初級者に向けたものを想定しています。
迷っている方の背中を押してあげる、不安に思っている方をサポートすることが目的です。
そんな初級者向けだからこそ、定番の確実性が高い治療法を提案して、
その結果として美容を好きになってもらいたいと思っています。
・ポイント治療で終わってしまっている方に是非とも全体治療へお誘いしたいと思っています。
ゼオスキンなどの全体治療を導入してたくさんの方から感謝されたことは記憶に新しいことです。
・治療目標としてはまずは近いところの目標を設定します。
それをクリアしたら、次へ進みます。
まずは全体の問題点を把握・整理したうえで、第一歩を踏み出してもらいたいと思っています。
最初の目標は、目立つシミ、イボのポイント治療から外用などでの全体治療までの完遂です。
・この治療計画は都度更新や変更をしてゆくものです。軌道修正しながら少しずつでも
確実に前進して、さらにきれいになるのをお手伝いするためのものです。
・私たちのパーパスは「皮膚に関する知識と技術で地域に貢献する」ですし、
ミッションは「皮膚科・美容皮膚科医療を通じて地域の皆様の幸せに貢献する」
なのですから、この無料カウンセリングは当院の事業として重要はものだと思います。
・あわせて、日々のスキンケアの重要性ならびに治療後のメンテナンスの
重要性を再認識していただきたいと思います。。
・加えて、私たちのビジョンは皮膚の健康だけでなく
「皆が心身共に健康で長生きし、自分らしく輝いている社会」ですから、
是非とも栄養のお話を少しずつでもさせて頂きたいのです。
ビタミン、ミネラルは現代版栄養失調:亜鉛、鉄・フェリチンなど測定可能なこと
ビタミンDの不足(特に美白治療目指している方):採血して確認可能なこと、種々の作用
皮膚の構成成分もたんぱく質ですし、コラーゲンが作られる際にはビタミンCが必要です。
栄養療法もありますし、サプリ、にんにく注射もあります。
「あなたの体はあなたが食べたものからできている」皮膚も例外ではありません。
もちろん睡眠についてでも良いでしょうし、運動、嚙み合わせ(咬合)、
腸内環境改善、ストレス緩和の方法など話題にできることは多岐に渡ります。
是非、患者さんには来てよかった(何か情報だけでも得られた)と思っていただけると嬉しいです。