活動性ニキビ 施術
●アグネス:北千住院のみ
特殊な針を刺し高周波を流すことにより、選択的に皮脂腺を破壊することができます。表皮に熱損傷を起こすことなく安全で効果的に治療が可能です。炎症性のニキビを繰り返す方にお勧めの施術となっていますが、効果発現の機序が違うため、角質を薄くし面皰を抑制する保険でのニキビ治療薬の外用を併用することをおすすめしています。おそらくはほぼ同じことがサージトロンの脱毛用の先端ニードルを使用することで可能だと思われます。
ある程度、紅色丘疹がまとまって出てきている時の施術をお勧め。
その毛包が他の毛包よりも皮脂腺が発達しているため、皮疹分泌量が多くて毛孔漏斗部で詰まるのだとの推測に基づいています。
●Vビーム(ダイレーザー):北千住院のみ *横浜院・王子院ではルミナス社のIPLであるM22を使用
赤い色素に吸収される波長を持ち、血中のヘモグロビンに反応するため炎症性の赤ニキビやニキビ痕の赤み(PIE)の改善に効果あり。また、レーザー光がポルフィリンに反応することによって皮脂腺にダメージを与え、皮脂の分泌を抑えてニキビをできにくくする効果もあります。特に赤みが強い部位は紫斑形成する可能性もあり、数日間腫れが続く可能性もあります。難治性の紅色丘疹は短パルスで高出力で照射すると改善しやすい(紫斑形成あり)。
2~4週間の間隔で複数回繰り返す。*人によっては1週間でもOK
●ケミカルピーリング
酸性の薬剤を皮膚に塗布する事で余分な角質を剥離し毛穴の詰まりを取り、肌のターンオーバーを正常化させニキビのできにくい肌へ導きます。薬剤はグリコール酸、乳酸、サリチル酸マクロゴールなどを使用しており、ピーリングの後はエレクトロポレーションなどでの美容液導入を推奨しています。刺激が強くでる可能性があるので、ニキビ治療の外用前を後1週間程度は休薬していだくこととなっています。
状態により2週間~4週間の間隔で複数回繰り返す。
●レーザーフェイシャル:横浜院のみ
ジェントルレーズを強めの出力で照射し、顔面の毛に反応した際の熱作用により皮脂腺へダメージを与えるとともにアクネ菌などの増殖抑制を期待しています。
ニキビ痕・毛穴 施術
●フラクショナル炭酸ガスレーザー
微小なスポットで真皮層まで微細な穴を開けると同時に熱を加え、周囲の細胞の損傷治癒力を促進、皮膚再生を促します。1回で5~20%の肌を新しい肌に入れ替え、複数回の治療を継続する事で徐々に肌全体を新しい肌に入れ替えることができると言われており、毛穴の開きやニキビ瘢痕(クレーター)の治療・顔のシワやたるみの改善、肌質改善にも効果があります。強い痛みを伴うため施術前に表面麻酔を外用しますが、麻酔により痛みがなくなるわけではありません。比較的アグレッシブな治療になり、色素沈着のリスクもあります。
1~3か月の間隔で3~5回程度繰り返す。
●毛穴・ニキビ痕ダーマペン(ダーマペン4)
複数の極細い針を連続的に動かし、皮膚表面に微細な傷をつけ肌の再生力を促進、肌の損傷治癒力を利用して肌表面に残るクレーター状のニキビ瘢痕の改善を図ります。毛穴の開きを引き締める効果もあり、当院では効果をより高めるためにダーマペンで施術時に美容液を浸透させます。施術前に表面麻酔を外用しますが、麻酔により痛みがなくなるわけではありません。上記のフラクショナル炭酸ガスレーザーと比較すると、気軽に受けることができる施術としてご案内しています。
4週間の間隔で3~5回程度。
●TCAピーリング
ニキビ瘢痕による陥没を改善させる治療。強酸のTCA(トリクロロ酢酸)で陥没部をピンポイントで壊死させ、創傷治癒力を利用し肌のコラーゲンを増加させて凹みを浅くします。施術後の陥没部は白くなり、周囲には赤みがでます。またTCA後に、周囲をフラクショナル炭酸ガスレーザーで照射することもできます。対象となるのはエッジが立ったBox scar。