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院長ブログ

ゼオスキンヘルスについて

2021年07月21日

ゼオスキンヘルスについて                        2021.7.14

https://www.cutera.jp/zoskinhealth/about.html

当院では2020年秋にゼオスキンが導入されて以降、コロナ禍ということも相まって実に多くの方がこの短期間のうちに体験され、ほとんどの方から喜びの声を頂いたのは非常に印象的でした。

コロナ禍での閉塞感の中で、折角の機会だからとアグレッシブな治療でもあるセラピューティック・プログラムに取り組まれ、皆さん一様に顔の赤みと皮むけを乗り越えてゴールされました。
すばらしいことです。

そしてやりきった多くの方がゴールした達成感とともに得られた結果に喜んでおられたのを見るのは私にとっても嬉しい体験でした。
70代後半のご婦人が終了時に発せられた「自分史上最高の肌になりました」という言葉はとても印象に残っています。

このプログラムの良いところは、肌全体の色むらを改善するだけではなく、肌質までをも改善してくれるところにあるのでしょう。

今年はコロナ禍が続いており、マスクを着用することが多いことから例年とは異なり今からゼオスキンを開始される方も多くおられます。

皆さんも一緒にいかがですか?

当院では、少しでも多くの方に折角始めた治療を継続していただくために、導入後のフォローを大切にしています。
是非この機会にご相談下さい。

スキンケアの分野で正解的に高い評価を得てきた、ゼイン・オバジ。
彼は、35年以上にわたる研究から、“ZO SKIN HEALTH Circle”というスキンケアの新たな枠組みを誕生させました。

1.一人ひとりの肌に合った適合性

その時々の肌の状態に合わせ、
あらゆる角度から柔軟にプログラムをカスタマイズ出来る製品です。

2.「肌を知る」ということから生まれるアプローチ

これまでの局所的なエイジングケアとは異なり、
真に美しく健やかな肌へと導くスキンケアを目指します。

3.医療機関向けスキンケアプログラム

結果にこだわり、結果を重視するためにドクターと使用される方が向き合うことが出来る
医療機関向け専用のスキンケアプログラムとしました。

ZO SKIN HEALTH サークル 美しく健やかな肌をあなたに

肌の状態は日々変化しています。
スキンケア専門医の指導のもとで、スキンケアプログラムを効果的に組み合わせ、美しく健やかな肌の継続を目指しています。

「肌を知るということ」オバジの原点はここから始まる。

オバジは、1978年に「スキンヘルス」(美しく健やかな肌)の定義を行いました。
すでに一般化した言葉ですが、もともとはオバジがつくった言葉なのです。

それまでは、肌の色素トラブル、肌質の問題に対する治療方法はありましたが、美しく健やかな肌になるには、どのようにすればいいのかということは、明かではありませんでした。

オバジは、美しく健やかな肌がどのようなものかを理解した上でのスキンケアを常に考えています。

詳細情報はこちらよりダウンロード可能です。
https://www.cutera.jp/zoskinhealth/downloads/products_pdf/zo_brand-book_201902.pdf

ゼオスキンヘルス詳細情報キュテラ株式会社HPより転載

https://www.cutera.jp/zoskinhealth/about.html

セラピューティック・プログラム

適応
・日光性色素斑
・肝斑
・小じわ
・毛穴
・ニキビ
・ニキビ痕(主に色調の改善)

オバジのゼオ・スキンシステムでは皮膚の色を白くすることだけを目的としておらず、白さよりも皮膚の色調の均一性を重視しているスキンケアシステムです。
ゼオ・スキンヘルスは皮膚の色を変えることではなく、生まれ持った皮膚の色をベースに、ムラのない均一性のある肌を、そしてさらには老化の兆候を来した皮膚の質感の改善をも目指すところに特徴があります。

すなわちシミ治療ではなくて、美しく健やかな肌を取り戻す為のプログラムなのです。

主要有効成分について

グリコール酸…古くなった角質を除去し、新しい肌細胞の生成を促します。また、毛穴のつまりやニキビを予防します。

ハイドロキノン…シミの原因となるメラニン色素を作り出す細胞「メラノサイト」に働きかけ、メラニンの生成を抑えます。
トレチノインやグリコール酸と併用することでメラニンの分布を均一にして肌色を整え色むらを目立たなくする作用があります。

トレチノイン(医師処方薬)…肌細胞を健康にするために不可欠なビタミンA誘導体です。
肌細胞の分裂、分化を促進し、細胞レベルで健康な肌へと導きます。また表皮のターンオーバーを促進し、皮膚の色調を改善。これらの効果は単独で使うより、ハイドロキノンやグリコール酸などを組み合わさることでより高まります。

・ターンオーバーを促進し、古くなった角質の排出を促します。
・表皮細胞の再生を促進します。
・線維芽細胞を活性化し、コラーゲン・エラスチンの生成を促進します。
・皮脂分泌を抑制します。

ZO(ゼオ)スキンへルスは医療機関向けプログラムです

通信販売にて購入できるZOスキンヘルスの商品は並行輸入もので、日本人用には作られていません。
当院では日本の代理店(キュテラ社)を通じて日本独自のレシピで作られた正規品のみを販売しています。

また、セラピューティック・プログラムで使用するトレチノインは医師によって処方される薬剤であるため医師の診察を要します。

当院では医師とスタッフが協力して、皆さんが安心して治療を継続してゆけるようアドバイスならびにサポートを行います。

村上医師からのメッセージ

トレチノイン、ハイドロキノンをメインで用いる基本のセラピューティック・プログラム(しっかり改善コース)では、副反応である皮剥け、赤みなどを最小限に抑え、日常生活で困らない程度の作用で継続できるように指導しつつ、お悩みをしっかり改善することを目指します。

セラピューティック・プログラムで使用する製品の中で、刺激を生じやすいのはミラミン、ミラミックス+トレチノインであり、その中でもトレチノインの混合比率ならびに使用頻度によってダウンタイムの程度が異なります。

もちろん、患者様個々人でパルス療法(超特急)、スタンダード(特急)、マイルド(急行)をご自身のライフ・スタイルにあわせてプログラムのコントロールが可能です。
ある程度のダウンタイムが許容できる、あるいは短期間での治療を希望される方はスタンダード、パルス療法を選択し、ダウンタイムを抑えるかわりに治療期間を長めにとれるのであればマイルドを選択するなどアレンジが可能です。

とはいえ、はじめはトレチノインを少量から(ミラミックス:トレチノイン=1:1/2~1/4など)で使用し、皮膚の反応への慣れに従って(馴化)、トレチノインの量を次第に増やしてゆくとよいでしょう。

プログラムの終了後に、シミの状態や種類によってはレーザーなどの治療を組み合わせることでより満足度を向上させることも可能です。

①Repair(反応期):4~6週

個人差はありますが、お肌の入れ替わりによって、初期は刺激症状が特に出やすい時期です。
古い角質が剥脱して、新たに美しい健やかな肌への入れ替わりの始まりです。 この間に次のような状態が見られる可能性があります。

乾燥症状や過敏性↑
・シワが目立つ
・ヒリヒリ感の出現
・ニキビの悪化
・赤み
・古い角質の剥離、落屑(皮むけ)

Improvement(耐久期):46

お肌の耐性・抵抗が出てきて、刺激症状はおさまってゆき、次第に新しい美しい健やかな肌へと変化し始めます。肌にハリが出始め、シワや毛穴などが目立たなくなることも期待できます。

Completion(美しく健康な肌へ):46

お肌のトラブルが一定の改善に至り、開始前に比較して美しく健やかな肌に生まれ変わっていることが期待されます。この状態を維持するためにもメインテナンスプロトコールなど次のステップへ移行します。

先ずは最初の反応期を乗り切りましょう。

ハイドロキノン配合シリーズの商品説明

ミラミン:シミやくすみが気になる方へ

・「4%ハイドロキノン」でシミやくすみを抑え、お肌の色調を整えます。
・「グリコール酸」と「アスコルビン酸」がお肌のくすみを取り除きます。
・「ビタミンE(トコフェロール)」がダメージを受けた皮膚の修復を促進させます。

【ご使用方法】
毎日、朝と夜に1~2プッシュ(0.5~1g)を手に取り、顔全体に塗布します。

ミラミックス:シミやくすみを防ぎ、ハリのあるお肌へ *トレチノインと併用

・「4%ハイドロキノン」が透明感のあるお肌へと導きます。
・「グリコール酸」と「アスコルビン酸」がお肌のくすみを取り除きます。
・「フェニルトリメチコン」が浸透力を与え、成分がお肌に届き良質なお肌の状態をキープします。
・「ビタミンE」がお肌を酸化から守ります。

【ご使用方法】
毎日、夜のみトレチノインと混ぜて顔全体に塗布します。
・医師から処方されたトレチノイン(0.05~0.1%)を併用します。
・1~2プッシュ(0.5~1g)を手に取り、顔全体に塗布します。

トレチノインの副反応や問題点

・皮膚炎症状(落屑、紅斑、刺激感、しわの一時的な悪化など)
・強い皮膚炎症状が生じると色素沈着を生じることもあり
・内服での催奇形性

皮膚炎症状などの刺激症状は、部位によって出やすさが異なります。

角質層は皮膚のバリア機能の主たるものであり、角層の厚さが少ない部位(眼周囲や口周囲など)は薬剤の吸収性が高くなり、その分刺激症状が出やすい部位です。

また、頸部なども顔以上に刺激が出やすい部位として知られています。さらに化粧品類を顔のついでに耳後部などにも外用する習慣をお持ちの方は注意が必要です。耳後部も角層が少なくて刺激の出やすい部位です。

外用の際は、こすらず重ねるように塗るのがポイントです。

外用における催奇形性は、実際に吸収され血中に入る量を投与量や吸収率などから考慮すると内服薬の1000分の1であり、非常に低いと考えられている。米国では、外用での催奇形性はあり得ないと結論づけられています。

しかしながら、当院では妊娠授乳中は処方しないようにしています(保険診療におけるニキビ治療薬である外用アダパレンもトレチノイン類似薬ですが、日本では妊娠授乳中の使用は禁忌とされています)。

トレチノインは耐性が知られています。そのため、漫然と使用継続するのではなく0.05%から0.1%へ上げて約半年経過した後は一旦中止します。
その後、一定期間は耐性が出にくいとされているレチノール製剤を使用します。
しばらくすると反応性は回復しますので、再度低い濃度(0.05%)から使用を再開することも可能です。

反応期を乗り越えるコツ

・つらいときは頑張りすぎない
・トレチノイン濃度を調節
・外用頻度を調節
・部分使いにする
・写真での改善点(効果)を確認してモチベーションを上げる:スマートフォン活用
・一人で悩まず、クリニックに相談を。

不安に思われたり、対応困難と感じられた際には受診下さい。副反応症状がひどいときもスマートフォンの写真などをお見せ頂くと、少しでも的確なアドバイスが可能になりますので自己撮影を是非ともご活用下さい。

ハイドロキノンの副反応の種類

丘疹
・毛孔一致性の丘疹
・かゆみは伴わないことが多い
・継続することで症状が治まることあり
・GSRを行った後にハイドロキノンを追加すると生じにくい
・部分使用から再スタートして次第に拡大してゆくと成功することが多い

紅斑

・外用部位に一致
・そう痒
・熱感、ひどいとびらんや腫脹
・眼瞼の浮腫
・部分使いしても同様の症状がでることあり

ハイドロキノンの副反応(紅斑:かぶれ様症状)
・5%ハイドロキノンで41.2%に紅斑出現
・紅斑がでた中で、パッチテストでも陽性なのは21.4%であり、残りは陰性。
・陰性群はその後の外用で問題なし(アレルギー性ではなく、一次刺激性のかぶれの症状)
・パッチテスト陰性群は外用部位すべてに紅斑が生じるわけではなく、一部に限局している(特に色素斑)。

*真皮上層や表皮内にリンパ球や組織球などによる炎症細胞浸潤が誘導され、その後にメラニン色素が真皮内に滴落しマクロファージによって貪食されて色素斑が消失するLPLK(扁平苔癬様角化症)に類似した機序が想定されている。

ハイドロキノンをお勧めしない、あるいは中断を考える例

・染色剤にアレルギーを有する人、PPD(パラフェニレンジアミン)と構造が類似しており交叉反応を起こすとされる
・びらんや浸出液を伴う部位が出現している。
・患者さんが精神的に耐えられないとき

ゼオスキンヘルス中に予期しない症状が出たら?

・すべての製品を中断
・どの製品で症状が出現しているかを探る
・原因となる製品が判明したら、症状が回復後から部分使いや連日ではなく数日おきの外用などに変更して再開を試す

夏期など紫外線が強い時期での製品使用について

・紫外線の強い時期にはミラミンの朝の使用を控えて、ビタミンCなどの外用剤に変更する。
・皮膚のメラニン量が減少することでメラノサイトのDNA損傷が高度となり紫外線発癌に繋がる可能性がゼロではない
・メラニン賛成を増加させて難治性の色素沈着を起こす可能性
・ビタミンCの事前塗布がUVB照射による細胞死を抑制するとの報告もあることから、朝のメラミンのかわりに、ビタミンC外用剤(当院ではGOVC-フラーレン化粧水など)を使用するとよいとも言われています。

診察の流れ

Step.1 洗顔
丁寧に洗顔をお願いします。

Step.2 写真撮影
治療前後や経過を比較するために、正面ならびに左右の肌の状態を写真撮影します。
定期的に撮影をして最初の状態と比較することで医療者だけでなく患者さんご本人が目で見て変化を実感することによって、治療継続のモチベーションが維持されてよりよい結果に繋がるものだと考えています。

Step.3 医師診察
肌状態の確認ならびに特に刺激の出やすいトレチノインなどの薬剤についての容量や用法を決定し、その説明を受けます。

Step.4 使用方法の説明
スタッフから詳しい使用方法の説明をお受け頂きます。

受付にて次回診察(1ヶ月後)の再診予約をお取り下さい。
*副反応症状が強い時にはすべての外用を中断して診察をお受け下さい。

治療期間

約3~6ヶ月。パルス療法(超特急)、スタンダード(特急)、マイルド(急行)をご自身のライフ・スタイルにあわせてプログラムのコントロールが可能です。
それによって要する期間が異なります。また、刺激症状の出具合も治療期間に影響します。

注意事項

治療期間中は、他の化粧品は使用しないで下さい。
現在ご使用中の化粧品が終了するタイミングでのプログラムの開始や、現在の化粧品をデコルテなど体や手などにご使用するなどをお願いしています。

顔の強いマッサージ、美容鍼、ケミカルピーリングなどとの併用は原則お控え下さい。
ケミカルピーリング、コラーゲンピール、ヴェルベットスキンなどを行う場合はトレチノイン製剤のご使用を前後約10日間は休止して行い、再開時にもトレチノインは部分使用や少量からの再開をお願いします。

保険診療でのニキビ治療薬である過酸化ベンゾイルやアダパレン製剤(デュアック、ベピオ、エピデュオ、ディフェリンなど)との併用は行わないで下さい。

使用出来ない方

・妊娠授乳中の方
・外用部位に湿疹など皮膚症状がある方
・ハイドロキノンまたはその他の成分に対してアレルギーを有する方
(染色剤でかぶれる方は控えた方がよいかも知れません:PPDとの交叉反応のため)

医療法人社団 精華会
ミルディス皮フ科 村上 義之