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院長ブログ

美容治療の考え方3:ボトックスの適応 

2021年08月17日

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先のスライドでプルーストくんのモデルとして活躍していた頃の姿を見て、サガンちゃん、「おくりびと」との連想で、最後は少ししんみりとした感じになってしまいましたが、気持ちを切り替えて先に進みましょう。

続いて、各しわに対して用いられる治療方法を図示したものです。
Operation(手術)の中にはthread liftと称される糸での持ち上げも含まれています。
しわに対するレーザー治療としてはフラクショナル炭酸ガスレーザー、フラクショナルRFなどを指してablative laserとしています。

オトガイ部のしわ(いわゆる「梅干し」)に対してはFillerも併用することが少なくありません。

ではボトックスが対象となる顔の部位としては前額、眉間、目尻などの表情じわ以外に、いわゆるエラのボトックスと称される咬筋への注入が行われます。

咬筋への注入目的は主に二つ。
一つは咬筋の発達によって顔の輪郭がホームベース型になっているのを整容目的で筋肉を萎縮させてV型に近づけるため。
もう一つは夜間の歯ぎしりや噛みしめでの歯の摩耗、肩こり、パートナーからの苦言などでの注入です。

ボトックスの作用機序で覚えて頂きたいのは、しわに対して直接作用しているわけではなく、その下層にあってしわを作る原因となっている筋肉に作用して、結果としてしわ抑制になっているということです。

彼女は開院当初に承諾を得てモデルになってもらった方ですが、若くて表情豊かな方なので思いっきり表情を作ってもらうと、ダイナミックなしわが出ます。

今とは多少注入の仕方が異なっています。
眉の形をみると解るかと。若さを強調するような打ち方で、眉毛外側が挙上、眉毛内側が軽度下垂しています。若い方なので、こうした打ち方ができます。

でも今なら、こういう打ち方は好まれないかも知れませんね。
ナチュラルな感じを望まれる方が多いでしょう。
(前額、眉間、目尻へのボトックス合計50単位:税別5万円)

少し年齢が上の方に上記の若い方に近い打ち方(眉毛外側を挙上させて若さを出す)をすると、表情を作った際に上眼瞼(まぶた)に「ひきつれ」状のしわが出現して違和感に繋がってしまいます。
これは加齢と共に皮膚の柔軟性が失われ、菲薄化して皮膚に余剰(たるみ)が出てきてしまったが故に生じてしまいます。

一般的に年齢が上がると、保守的になってナチュラルな感じを好むようになりますので、こうした変化は敬遠されることが多いでしょう。(前額と目尻のボトックス合計25単位:税別3万円)

続いて定番の目尻への注入です。
大体片側で3~4箇所に眼輪筋外側部の皮下に注入します。
前額や眉間に比べると注入に伴う表情の違和感になることは少ないので安心して治療しやすい部位だと思います。

人によって、目尻の上の方、中央、下方、まんべんなくなど出方が多少異なります。
また、頬骨付着部にも注入を追加することもあります。
(左は前出。右は目尻ボトックス20単位まで税別2万円)

続いて眉間。
眉間のしわの出方は個人差が大きな部位でもあります。
よく見ると、しわの出方が皆異なっているのに気づくと思います。

皺眉筋、前頭筋、鼻根筋などの働かせ方、筋肉の強さ、皺眉筋の皮膚付着部の位置の差などでしわの出方が違ってきます。
(左は前出。右は眉間ボトックス20単位まで税別2万円)

続いて咬筋肥大への注入。
片側5箇所に注入します。

整容目的で注入(咬筋の萎縮によってエラ部分をすっきりさせる)の場合は、作用しているのは同じく筋肉なのですが、筋肉が使われないことにより生じる廃用性萎縮を狙っているので、筋肉の動きの抑制はしっわ治療と同じく1~2週間で実感できますが、筋肉が痩せ始めるのは数ヶ月を要します。(咬筋ボトックス50単位:1回税別5万円)

美容治療の考え4へ続く…

医療法人社団 精華会
ミルディス皮フ科 村上 義之