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院長ブログ

子宮頚がんとワクチンについて

2022年07月15日


東京都足立区北千住ならびに神奈川県横浜市西区
にありますミルディス皮フ科の村上です。

今回は東京保険医協会が、子宮頸がんワクチン
(HPVワクチン)の定期接種事業の積極的勧奨が
2022年4月より9年ぶりに再開されました。

HPVワクチンを受けられる方とご家族、ワクチンを
実施する医療機関にとって安全で有効なワクチン
接種を実現するため、パンフレットが作成され公開
されていますのでご紹介します。

併せて、厚生労働省からのパンフレットなどもリンク
掲載いたします。
———————————————————-

当院でも4価ワクチンの公費接種、承っています。
また、該当年齢の方には積極的に定期接種ならびに
キャッチアップ接種についてご存じか、お声掛け
させて頂いております。

東京保険医協会
子宮頚がんとワクチンについて
(接種を受ける人と家族と医療従事者に知っておい
てほしいこと)

HPVワクチンパンフレット(A4版)[PDF:3.98MB]

HPVワクチンパンフレット(A5版)[PDF:593KB]

・厚生労働省

小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ(概要版)

小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ(詳細版)

※HPVワクチンは、平成25(2013)年6月から、積極的な
勧奨を一時的に差し控えていました。

しかし令和3(2021)年11月に専門家の評価により
HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了
させることが妥当」とされ、原則、令和4年4月から
他の定期接種と同様に個別の勧奨を行うこととなりました。

【平成9年度生まれ~平成17年度生まれまでの女性の方へ】

平成9年度~平成17年度生まれまで(誕生日が1997年
4月2日~2006年4月1日)の女性の中に、通常のHPV
ワクチンの定期接種の対象年齢の間に接種を逃した方が
いらっしゃいます。

まだ接種を受けていない方に、あらためて、HPVワクチン
の接種の機会をご提供しています。

詳しくは
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの
接種を逃した方へ
のページをご覧ください。

上の図は海外(スウェーデン)での報告ではあるものの、
17歳未満で接種開始、17~30歳で接種開始、非接種の
3群での浸潤性子宮頸がんの累積罹患率の比較を
表しています。

結果は明らかです。

また、17~30歳で接種開始でも非接種に比べると
浸潤性子宮頸がん罹患が約6割に抑えられています。

一番上の図のように、定期接種の積極的な勧奨が
差し控えられた平成25年度以降に標準的な接種期間
(13歳の学年)であった年代以降、すなわち平成12年
度生まれ以降の世代では著明に接種率が低くなって
しまっています。

その年代のためのキャッチアップ接種なのです。
是非、再度HPVワクチンの接種についてご検討
ください。

ミルディス皮フ科
村上 義之

参考

・HPVワクチンに関するQ&A(厚生労働省)

・HPVワクチンパンフレット(東京保険医協会

・ヒトパピローマウイルス感染症
~子宮頸がんとHPVワクチン~(厚生労働省)

・尋常性座瘡治療ガイドライン2017

当院でもHPVワクチンの積極的勧奨を行っています。

ブログを参照ください。

・ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)
ワクチンの延長対応について

・ミルディス皮フ科(北千住院)の
新規プロジェクトについて