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院長ブログ

妊娠中のビタミンD補充、小児のアトピー性皮膚炎を予防?

2022年07月25日

提供元:ケアネット

PhotoAC無料ダウンロードより

  

東京都足立区北千住ならびに神奈川県横浜市西区
にありますミルディス皮フ科の村上です。

今回は気になるニュースをお届けします。
特に皮膚科とは関わりが深い内容です。

ビタミンDにはTJ(タイトジャンクション)を
強化する作用が知られています。

TJは,腸にも皮膚にもあり、細胞と細胞の接着を
強固にするには必須のものです。

腸で細胞間が緩いと、いろいろな有害物質が
体内に吸収されやすくなってしまいます。

それがリーキーガット(腸漏れ)です。

腸から皮膚に置き換えれば、皮膚表面のバリア
機能が破綻した状態と考えれば、ダニ、ほこり、
各種食物アレルゲンなどが入り込みやすい状態は
容易に想像できます。

我家でも家人が鉄と亜鉛欠乏、子供が鉄と亜鉛欠乏
という流れがありました。

今でも家人と時に話すのは

妊娠前から栄養状態を整えておくべきだった
もっと栄養に配慮しておくべきだった
もっと栄養に関する知識を持っておくべきだった
ということ。

私自身は、医師でありながら栄養に無頓着
過ぎました。

今頃になって、ようやく反省しています。
「後悔先に立たず」でしょうか。

 
ビタミンD不足が深刻
(英国や米国でも40%近くが欠乏状態)で、
当院で採血された方もほぼ欠乏状態でした。

当院でもビタミンDの欠乏ならびに
サプリメントでの補充を呼びかけるように
していますが、残念ながら、余り伝わって
いないのが現状です。

是非採血をして血中濃度を測定しましょう。
当院でも取り扱っています。
ビタミンDの検査料金:¥2,200(税込)

参照ブログ

私たち家族は、ある程度は日光にきちんと
当たるように生活を変えました。

そしてサプリメントで5,000単位から
10,000単位を摂取(子供は2,000単位)。

そして私は年に2回くらいはビタミンDの
血中濃度を採血で確認しています。

米国では牛乳にビタミンDは添加されています。

コロナ禍で一番売れたサプリはビタミンD
だったようですね。

家族全員でビタミンD、C、亜鉛は欠かさず
摂取しています。

是非、皆さんも測定して自身の栄養素の過不足
を把握しましょう。

必要なら良質なサプリメントで補充する。
そして再評価する。
この繰り返しでもあります。

評価する方法として、
鉄、フェリチン、亜鉛、ビタミンDなどの
採血とともに「オリゴスキャン」もお勧めです。

体組織のミネラルと有害金属の蓄積などが非侵襲で
測定できます。

オリゴスキャンの検査料金:¥16,500(税込)

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母体へのビタミンD補充が、出生児の4歳時までの
アトピー性湿疹リスクを減少させたことが、
英国・サウサンプトン大学のSarah El-Heis氏らに
よる無作為化試験
「UK Maternal Vitamin D Osteoporosis Study(MAVIDOS)」
で示された。

これまで、母体へのビタミンD補充と出生児の
アトピー性湿疹リスクとを関連付けるエビデンスは
一貫しておらず、大半が観察試験のデータに基づく
ものであった。

著者は、「今回のデータは、乳児のアトピー性湿疹
リスクに対する胎児期のビタミンD
(コレカルシフェロール)補充の保護効果に
関する無作為化試験初のエビデンスであり、
保護効果が母乳中のコレカルシフェロール値上昇
による可能性を示唆するものであった」と述べ、

「所見は、アトピー性湿疹への発育上の影響と、
アトピー性湿疹への周産期の影響は修正可能で
あることを支持するものである」とまとめている。

British Journal of Dermatology誌
オンライン版2022年6月28日号掲載の報告。


研究グループは、二重盲検無作為化プラセボ
対照試験「MAVIDOS」の被験者データを用いて、
妊娠中の母体へのコレカルシフェロール補充と、
出産児のアトピー性湿疹リスクへの影響を
月齢12、24、48ヵ月の時点で調べる検討を行った。

MAVIDOSでは、妊産婦は、コレカルシフェロールを
投与する群(1,000 IU/日、介入群)
または適合プラセボを投与する群(プラセボ群)
に無作為に割り付けられ、おおよそ妊娠14週から
出産まで服用した。

主要アウトカムは、新生児の全身の骨ミネラル
含有量であった。

主な結果は以下のとおり。
・出生児のアトピー性湿疹(UK Working Party Criteria
for the Definition of Atopic Dermatitisに基づく)の
有病率の確認は、月齢12ヵ月で635例、同24ヵ月で610例、
同48ヵ月で449例を対象に行われた。


・母体および出生児の特性は、
介入群のほうで授乳期間が長期であったことを除けば、
両群で類似していた。

・母乳育児期間を調整後、
介入群の出生児のアトピー性湿疹のオッズ比(OR)は、
月齢12ヵ月時点では有意に低かった(OR:0.55、
95%信頼区間[CI]:0.32~0.97、p=0.04)。

・介入の影響は徐々に減弱し、
月齢24ヵ月時(OR:0.76、95%CI:0.47~1.23)
月齢48ヵ月時(0.75、0.37~1.52)
は統計学的な有意差は認められなかった。


・月齢12ヵ月時の湿疹に関連した介入と母乳育児期間
の統計学的相互作用について、有意性はみられなかった
(p=0.41)。


・ただし、介入群の乳児湿疹リスクの低下は、
母乳育児期間が1ヵ月以上の乳児では有意差が
認められたが(OR:0.48、95%CI:0.24~0.94、p=0.03)、
1ヵ月未満の乳児では有意差は認められなかった
(0.80、0.29~2.17、p=0.66)。

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提供元:ケアネット 

原著論文はこちら

ミルディス皮フ科
村上 義之

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