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院長ブログ

ナイアシンアミド配合ヒト幹細胞美容液

2023年07月01日

東京都足立区北千住ならびに神奈川県横浜市西区
にありますミルディス皮フ科の村上です。

皆さん!
今回は「ナイアシンアミド配合ヒト幹細胞美容液」
についてお話します。

幹細胞培養液を配合した化粧品も今は数多売られています。
そんな数多くの製品の中で、皆さんは何を基準に商品選択
をしていますか?

今回、私たちは自分たちの理想に向かって
“こうあればいいなぁ”を形にしました。

配合成分はもとより、容器の形や色にも配慮。

今までの当院の少しでも安くからは多少ずれてしまい
ましたが(とは言っても日本は化粧品容器が高いです。
高過ぎます。)、ちょっと容器も遮光瓶にして奮発
しました。

女性たちからは使っていて愛着が沸くのは容器も
含めてなのだと教えられました。

女性スタッフの意見を取り入れて少しずつ成分以外
にも配慮するようになりました。

ちょっとは垢ぬけてきていると思っていただければ
幸いです。

(顧客に与える効用・便益)
伝統と革新を融合した流行に敏感な大人のための
新しい幹細胞美容液
ナイアシンアミド配合ヒト幹細胞美容液

(意識喚起メッセージ)
流行の幹細胞培養液だけで大丈夫ですか?!
話題のナイアシンアミドだけで大丈夫ですか?!
定番の両親媒性ビタミンC誘導大だけで大丈夫ですか?!

(商品コンセプト)
流行のヒト幹細胞培養液をリポソーム化して浸透性を高め、
話題の「保湿、美白、しわ予防」の効能が認められた
医薬部外品成分としても知られるナイアシンアミドに加えて、
定番の浸透性に優れた両親媒性ビタミンC誘導体を配合した、
ナイアシンアミド配合ヒト幹細胞美容液 なので、
ビタミンCの“伝統”とリポソーム化ヒト幹細胞培養液ならびに
ナイアシンアミドの“革新”を浸透性を高めて融合させた、
新しい流行に敏感な大人のための美容液です。

商品の特徴成分:“伝統” 両親媒性ビタミンC誘導体3%
“革新” ナイアシンアミド1%、リポゾーム化ヒト幹細胞培養液30%
オレンジのほのかで優雅な香り
30mlで約2か月分目安

使用感:しっとりだけど、べとつかない

(特徴)

  • ヒト脂肪幹細胞の無血清培養で得られた成長因子やECM
    (細胞外基質)を含む各種規定をクリアした安全な成分を
    リポソーム化して肌への浸透性を高めている“革新”の
    商品なので安心して使用できますし、肌を総合的に
    整える効果がより期待できます。
  • 医薬部外品成分としても「保湿、美白、しわ予防」の効能を
    認められている“話題”の「ナイアシンアミド」を併せて配合し、
    肌を整える効果を高めています。 ←NEW
  • 加えて“定番”の美肌成分であるビタミンCも、肌への浸透性に
    優れる両親媒性ビタミンCとして配合。  ←NEW
  • ほのかなオレンジの香りでリラックス効果をもたらせてくれます。
  • 使用感は「しっとり」だけどべとつかない心地よさ。
  • 遮光瓶で成分の安定性に配慮。さらに付属のスポイトで
    適量をお使いいただけます。
    (2滴で手のひら1枚分を目安にお使いください)

(補足説明)

  • 採用したヒト幹細胞培養液の品質について:韓国MCTT(株)

・多様な細胞の成長因子やコラーゲンなどのECM(細胞外基質)
を含んだヒト由来の脂肪幹細胞の無血清(動物由来のたんぱく質を排除)
培養で造られ、化粧品原料指定に関する規定
(食品医薬品安全処KFDAの告示第2010-99の“人体細胞/
組織培養液安全基準”をクリアした製品。

・徹底的にドナーを評価(年齢やウイルステスト)し、
遺伝的な安全性、細胞毒性検査を通して安全性を確保。

・細胞数が約3億個になった場合にのみ原料化。

・幹細胞培養液内には豊富なECM(細胞外基質)や
成長因子が含まれます。

フィブロネクチン、ヒアルロナン、プロコラーゲン、
ラミニン、IL-8、SDF-1、IL-6、VEGF、ICF-1、EGF、bFGF、
HGF、TGF-β3などが含まれています。

  • 採用した幹細胞培養液の効果

・線維芽細胞などの細胞増殖、や細胞移動促進効果

・線維芽細胞の多様な成長因子発現

・線維芽細胞のコラーゲン発現促進

・皮膚細胞の幹細胞能の維持効果

・フィブロネクチンやコラーゲンなどのECM生成促進

・美白効果(アルブチンと比較してメラニン生成酵素である
チロシナーゼ抑制してメラニン生成を抑制)

・皮膚バリア機能改善(水分蒸散量減少、皮膚損傷実験での
修復関連皮膚分化マーカー発現亢進)

  • リポソーム化

・リポソームはレシチンなどのリン脂質でできたカプセルの中に
有効成分を閉じ込めて体内に成分をより確実に届ける技術のことです。
特に水溶性成分などは肌の奥には届けにくいので有用とされています。

・「ナノカプセル」とほぼ同じ技術ですが、「リポソーム化」
という名称を使用するには各種臨床試験を経て浸透性の有効性を
証明する必要があります。その証明がない場合には一般的には
「ナノカプセル」と表記されます。

4)ナイアシンアミドについて

ナイアシンアミドはエネルギー産生や脂質、アミノ酸代謝に
かかわる栄養素であり、従来ビタミンB3と呼ばれていましたが、
生体内でもアミノ酸であるトリプトファンから産生されることが
判明したことからナイアシンと最近では呼ばれることが多く
なっています。

また、「ニコチン酸アミドとも言われますが、ニコチン酸という
言葉がタバコなどに含まれる有害成分であるニコチンを
想起されてしまうことからナイアシンと命名された経緯があります。

皮膚科領域ではこの栄養素の欠乏症である「ペラグラ」
を思い浮かべてしまいます。

私(村上)も九州大学皮膚科での勤務時代にもアルコール多飲に
伴うペラグラ患者さんも一度経験もしましたからなおさらかも
知れません。

分子栄養学を勉強した今では、そんな珍しい疾患よりも、
ナイアシンは生体内で三大栄養素からエネルギー産生を
行ったりする際の酵素反応を助ける補酵素として重要だし、
場合によっては統合失調症の治療にも有用などの方が
想起されるようになりました。

また、皮膚科領域においても「皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素」
でもあります。

美容効果としても

・紫外線から肌を守る
紫外線によってダメージを受けたDNAの修復する酵素反応に関与

・抗酸化作用
紫外線や炎症によって生じた活性酸素を除去

・メラノソーム移送阻害による美白
活性酸素によって活性化されたメラノサイトからメラノソームが
角化細胞に移動する過程を抑制することでメラニン生成を抑える
P&Gの申請によって2007年に医薬部外品美白有効成分として
厚生労働省が承認

・バリア機能改善
セラミドなどの合成を促進してバリア機能を回復させて保湿に寄与

・抗しわ作用
現時点でナイアシンアミドの抗しわ作用はあきらかにはされて
いませんが、コーセーの申請によって2017年(推定)に
医薬部外品シワ改善有効成分として厚生労働省が承認しています。

参照

化粧品成分オンライン:ナイアシンアミド

因みに、商品パンフレットを添付しておきます。