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院長ブログ

各論2:真皮の病態

2023年09月11日
  • 赤味、赤ら顔

 個人差も大きいですが、毛細血管拡張症であり、加齢に伴っても増強してきます。
(しみ、しわ、たるみ + 赤ら顔 が顔の老化の兆候)

その他にステロイドの副作用、ニキビ痕のPIE(炎症後紅斑)、酒さに伴う毛細血管拡張症など
「ニキビ痕の赤味」と相談を受けるも、活動性のニキビが目立つ方が珍しくない
→優先するのは活動性のニキビのコントロールであることを必ずお伝えしたいと思います。
→保険診療の受診を勧める。+αで当院のアグネス、Vビーム、ピルなど一式資料をお渡し。

小鼻の脇(鼻翼基部から鼻孔部にかけて)は多少なりともほとんどの方に
毛細血管拡張症は出現しているので、代表例としてお示ししつつ保険治療可能なこと
など資料とともにお渡しする。

治療手段:VビームやYAGレーザー、IPL光治療
使い分け:くっきりした血管の筋が見えるものはVビームやYAGの接触照射
ぼーっとした赤味:IPLの繰り返し治療(それよりもジェネシスは効果↓)
*真皮乳頭層の非常に小さな血管の拡張だからIPLが向く

その他、軽い炎症がのこっていることもあるのでマイルドなCP(ケミカルピーリング)
や美容成分の導入も有効です。

ニキビや酒さのコントロールも重要
特に酒さの方は非常に多い。

ぶつぶつがなくなれば、残った血管拡張の治療へ進みます。

  • 小じわ(ちりめんじわ)

皮膚が薄くなる、が主たる原因。あとは水分不足。

あわせて皮下(脂肪、筋肉)の容積↓や骨の萎縮で外の皮が余る。

したがって治療は保湿ならびに皮膚の厚みを出す、が中心。

治療手段:日々のケアとしては、レチノール、保湿成分などを中心に徹底を

*水分で角質層が膨潤していると目立ちません。
施術としてCP+導入、スネコスなどECM製剤などのメソセラピー、IPL、ダーマペン
フラクショナルレーザー、コラーゲンピール、ジェネシス、HIFU、RFなどなど

  • 毛穴やニキビ痕
    皮膚の柔軟性や弾力性の改善(ダーマペン、フラクショナル)、凸凹の角をなだらかに(TCA)
    角質層が薄いと毛穴ならびにニキビ痕の凸凹は多少なりとも目立ちにくい
    *鼻の毛穴の問題点:皮脂の詰まり、とくに鼻翼では黒い毛も目立つ
    治療手段:角層薄くする(CP、レチノール、トレチノインなど)
    へこみの角をとる:TCA
    皮膚の柔軟性ならびに弾力性の改善:ダーマペン、フラクショナルレーザー

(ダーマペンの説明)

・美肌目的(薬剤の浸透性↑、DDS:ドラッグ デリバリー システム)と同じダーマペンだが、
針の刺入する深さが違う(2.5ミリと美肌の0.25ミリの10倍)。
角質が最大の皮膚のバリアなので、美肌目的であればそこに少し傷をつけるだけでよい。

・毛穴目的の施術のイメージは、沢山の細い針で無数に肌に穴を開けて
「硬く干からびた畑をスキで耕してふわふわの土に近づける」イメージです。
→肌の柔軟性が回復するので、ニキビ痕の凸凹も目立ちにくくなる。

へこんでいるところを直接に改善しているわけではなく、周辺皮膚をも
耕して全体の柔軟性を回復させて、傷をぼかすようなイメージ。
傷のところだけでなく、「周辺含めてやすりで研いでなだらかにする」
にも似ています。

  ・沢山の小さな穴を開ける(肌を傷つける)

     ↓

   自身が持つ、創傷治癒力を引き出す。

   創傷治癒力:収縮、コラーゲン産生で傷を塞ぐ

         *創収縮→面積が縮小→その中に含まれる毛穴も周囲の収縮に伴って少し圧縮

          毛穴に直接ダーマペンの針が作用しているわけではありません。

(フラクショナルCO2レーザーの説明)

  ダーマペンとの比較で、

  ・1個1個の穴の大きさがはるかに大きい

    ・ダーマペンが鋭利な極小の針で皮膚に穴を開けるのに対して、熱した太い先が鈍な針で穴を開けるのがCO2レーザー。→「やけどさせながら、太い穴を開けている。」

       ↓

     だから、

1個1個の穴が大きい(穴の数は少ない)

穴の周囲にも熱ダメージが及んでいる

  ↓

だから、

施術後の赤味が強い、痛みも強い、明らかな痂疲ができるなどダウンタイムが大きい

アドバンテージは、

・穴が大きい → 傷が大きい → 創傷治癒でのコラーゲン増生↑↑

・熱が入る → +αで「熱収縮」が加わる

     ↓

    「熱したフライパンに生肉を入れると、ぎゅっと縮みますね。それが熱収縮です。」

  最初、あるいは普段はダウンタイムが少ないダーマペンでの治療を行う

    GWや年末年始など長期の休みが取得できるタイミングでフラクショナルCO2レーザーを試したり、繰り返したりする方もおられます。