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院長ブログ

各論3:皮下の病態

2023年09月11日
  • 表情じわ:ボトックス

  代表的なのは、上顔面の3部位:前額、眉間、目尻。

  筋肉(表情筋)の収縮に伴い、その上にある皮膚がたわみながら追随するのが表情じわ。

  前額であれば、前頭筋が縦に走行しているため、筋肉の走行に垂直に交わるようにしわは横じわになります。

  その筋肉が動かないから、その上にある皮膚がたわまない(しわを形成しない)。

  治療だけでなく、予防的な意味あいもあります。

  目安は3~4か月に1回で、そこそこ良い状態を年間を通じて維持することが重要。

  多少なりとも癖の矯正の意味合いも含みます。

  20年前とは異なり、やりすぎない緩めの効果が好まれる傾向にあります(特に日本?)。

  強い表情(怒る)時などは眉間に多少しわがでても、普段の日常ではほぼ抑制されている感じです。

  (前額のしわの意味)

     大元は加齢に伴うまぶたのたるみ、下垂であり、大きな視野を得るために上眼瞼挙筋でまぶたを引き上げるが、それで不十分な時は前額の筋肉を使って眉毛ごとまぶたを引き上げることで眼裂を拡大してさらに大きな視野を得やすくする、その無意識での繰り返しにより前額に横じわが深く刻まれるようになってきます。

   根本治療は垂れたまぶたの改善。老人性眼瞼下垂の手術など。

     ボトックスの注入方法としては、まぶたが重くならないように効果発現部位を次第に前額の上方から中央くらいまでに限定するように調整します。

     あるいはヒアルロン酸を骨膜上に注入して、風船を膨らます容量でしわを伸ばして目立たないようにする(しわ直下の皮内に入れているわけではありません)方法も高齢者では選択されます。

     目尻への注入ではほとんど副作用はありません(内出血くらい)ので、試しやすい部位だと思います。

     咬筋のボトックス(通称:エラのボトックスなど)は整容的な観点からだけではなく、歯ぎしりや食いしばりの治療の一環としても推奨されます。

  • たるみ、くぼみ、輪郭形成:ヒアルロン酸、スレッドリフト、HIFUやRFなど

たるみや引き締めの機械的治療としては、HIFUやRF高周波、近赤外性領域の光などが汎用されます。

劇的な効果はないものの、たるみの進行を抑えるという意味合いは十分あると思われる。

機器による熱を入れることによる「引き締め」の効果発現イメージをお伝えする際には、「フライパンを熱した状態で生肉を入れると、コラーゲンなどのたんぱく質が熱収縮を起こすので縮みます。それが皮膚表面では生じず、皮膚の奥だけで生じるため表面の皮膚が奥へむかって引き込まれる、それが引き締めのイメージです」

HIFUの特徴としてのメリット、デメリット、ならびにRFなどのメリット、デメリットそれぞれありますが、筋膜に作用が及ぶオンリーワンの施術であることがHIFUの一番のメリットとなっています。

HIFUのメリット:筋膜など深部に作用が及ぶ、焦点があったポイントで強い熱が入る。

HIFUのデメリット:熱の入り方がピンポイント(広がりが少ない)

*ここで筋膜に作用が及ぶことのメリットをお伝えしたいと思います。

  「フェイスリフト手術」での変遷のお話です。

    「当初、皮膚だけを切って縫い縮めたところ、すぐに効果は消失してしまったのに対し、その下方にある筋膜(SMAS)を一緒に引き上げる手術を行うと効果持続期間が段違いであったため、現在ではフェイスリフト手術の際にSMASを一緒に引き上げるのが常識となっています。」

    ↓

 だから、このHIFUのメリットが活かされる施術部位は、フェイスラインの引き上げ(リフトアップ)。

 加えて皮下脂肪では脂肪が溶解してボリュームを減らす効果があるので → 二重顎などにも有用。

大まかには、

HIFUはリフトアップ:SMASに軽いやけどを作って、その上にある皮膚を引き上げる作用

RF高周波はタイトニング(引き締め):真皮の収縮や繊維組織増生

となります。

ヒアルロン酸、スレッドリフトなどは医師診察をお勧めしています。

両者の目的は異なり併用することでより全体の改善にもつながります。

またヒアルロン酸は下顎への注入などで輪郭形成の意味もあります。

ヒアルロン酸などフィラーは他の施術よりもダイレクトにボリュームアップが可能。

スレッドリフトでは垂れた脂肪を少しでも本来の位置に戻すよう引き上げる作用があり、HIFUやRF、ヒアルロン酸などでは期待できない効果を持っています。

  • 番外編:レーザー脱毛

    女性では加齢に伴い、口回りの毛は濃くなります。

    鼻(特に小鼻)は結構黒いしっかりした毛が見えます。

    さらに鼻孔の入口部の毛も加齢で太い毛になり目立つことが少なくありません。

    このあたりのレーザー脱毛も可能であることをお伝えしたり、あわせて介護脱毛の準備が済んでいるかなどとの声掛けから治療に取り組む方もおられます。

    中高年の介護脱毛などに際しては、

    ・白髪には反応しない、だからするなら早めに始めましょう。1回で終わりません。     ・男性の口髭も同様(私、村上自身が実感)。