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3)乳酸菌生産物質とは:「バイオジェノミックス」のHPより
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『乳酸菌生産物質』とは、乳酸菌、すなわち善玉菌によって
作り出される発酵代謝産物を有効成分として、腸内フローラを
介さず直接作用する特徴をもった物質です。
近年、乳酸菌業界で区分されている(※1)プロバイオティクス、
(※2)プレバイオティクスのどちらにも属さない
(※3)バイオジェニックスという新たな分野として
存在しております。
バイオジェニックスの語源は”biogenic-
「生物により生成された」”という意味があり、
(株)バイオジェノミクスでは数多くの微生物(自社菌株)を
保有し厳重に管理しております。
人由来の菌株から動物由来、植物由来菌株までの同定試験を
終えた菌株を、凍結保存および凍結乾燥アンプルとして
保管しており、現在、新たな新規微生物株(植物由来菌株)
を収集し、分離、探索を進めております。
このような菌株を日々強化・培養し、乳清培地や豆乳培地
にて長時間共棲培養を行い、濾過・精製し得られた原液を
『乳酸菌生産物質』として様々なニーズに応じた
商品提供を行っております。
(※1)プロバイオティクス:生菌として腸内フローラを介して機能するもの
(※2)プレバイオティクス:腸内有用菌を増殖させて機能するもの
(※3)バイオジェニックス:腸内フローラを介すことなく直接機能するもの
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まだまだわかりにくいかも知れないので、ここでも
提供頂いた資料を一部改変してお見せします。
乳酸菌(善玉菌)が作り出した物質(乳酸菌生産物質)が
あることによって、腸内では乳酸菌を始めとする善玉菌が
増殖しやすい環境となり、悪玉菌を減少させてバランス
を整えるように作用してくれます。
健康に良いとされる乳酸菌は、乳酸菌そのものの働きよりも、
乳酸菌が作り出す産生物質にこそ大きな力があると
言われており現在注目を集めています。
乳酸菌生産物質は「乳酸菌(生菌利用)」そのものではなく、
選び抜かれた複数の善玉菌を1次培養(単菌培養)から始まり、
2次→3次→4次(本培養)迄の工程を共棲培養という特殊な
培養法によって得られた発酵代謝産物の総称です。
そもそも、微生物には何かを取り込み何かを作り出す
という特徴があります。
本来、健康に良いとされる腸内の善玉菌に於いても、
私たちの食事を栄養源とし、さまざまな有効物質を
産生し健康維持へと貢献しています。
健康に良いとされる乳酸菌は、乳酸菌そのものの
働きよりも、乳酸菌が作り出す産生物質にこそ大きな
力があると言われており現在注目を集めています。
乳酸菌生産物質は「乳酸菌(生菌利用)」そのもので
はなく、選び抜かれた複数の善玉菌を1次培養
(単菌培養)から始まり、2次→3次→4次(本培養)迄の
工程を共棲培養という特殊な培養法によって
得られた発酵代謝産物の総称です。
そもそも、微生物には何かを取り込み何かを
作り出すという特徴があります。
本来、健康に良いとされる腸内の善玉菌に於いても、
私たちの食事を栄養源とし、さまざまな有効物質を
産生し健康維持へと貢献しています。
※(例)納豆:納豆菌(バチルス菌)が蒸した大豆を
栄養源とし取り込み発酵し、ネバネバ状(納豆キナーゼ)
を作り出す。
私達の腸内細菌も同じく、毎日の食事を栄養源とし
さまざまな物質を作りだしています。
このとき大事な事が2つあります。
1つ目は「腸内細菌のバランス」即ち善玉菌が優勢か
悪玉菌が優勢かという事。
2つ目は「入ってくる栄養源の問題(食事=腸内細菌の
エサとなる)」です。
善玉菌が好む食習慣なのか、それとも悪玉菌が好む
食習慣なのか。
現代では、乳酸菌そのものを取り込む考え方よりも
乳酸菌が作り出す「産生物質」こそが私達の健康のカギを
握っていると言われています。
(村上医師コメント)
また、プロバイオティクスについて「生きて腸に届く」と
いうことが余りにも強調されていますが、たとえ
「生きて腸に届いた」としても一定期間の経過を
経て死滅あるいは体外へ便として排泄されてしまいます。
決して自身の菌以外は生着しないこともわかっています。
また、プロバイオティクスの効用は、じつは乳酸菌などが
死んでいても生きた菌と同様の効果があることも、
最近の研究で明らかになってきています。
(定義ではこうした死菌を摂取する場合はプロバイオ
ティクスではなくなります。こうした商品も実際に
販売もされています)
だからこそ、より大切なのは自身の善玉菌を育て増やす
「育菌」なのだと思います。
但し、プロバイオティクスによっても一定の効果が
得られますし、継続することで下記のような様々な
効果も期待されており、比較的安価であることからも
継続して摂取することをお勧めします。
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光岡知足:プロバイオティクスの可能性 :
明治「ヨーグルトの研究者たち」より引用
プロバイオティクスの代表的食品であるヨーグルトなどをとると、腸の中に生息する善玉菌であるビフィズス菌が増殖し、ウェルシュ菌などの悪玉菌を抑え、腸内細菌のバランスを整え腸内環境を良いものにしていきます。これは、糞便中の腐敗産物の減少、便の臭いも少なくなることでわかります。腸内に棲んでいるビフィズス菌が作り出す乳酸や酢酸が腸を刺激して、ぜん動を活発にするので、便通もスムーズになります。このことは、大腸ガンや乳ガンの予防にも有効です。これが「お腹の調子を整える(整腸作用)食品」に認められている表示内容です。 |
まだ表示内容としては認められていませんが、プロバイオティクス
関連の学会では、次のような効用がすでに認識されています。
●カルシウムと乳酸が結合することで、カルシウムの吸収率が
良くなります。
●タンパク質からは、乳酸発酵により牛乳の約4倍の必須アミノ酸
ができて肝臓の疲労をとり、強くします。
●豊富に含まれているビタミンA、B2は胃の粘膜の抵抗力を
高め、修復する働きをします。
●ビタミンA、B1、B2、パントテン酸、ビオチン、コリンなどが
含まれ、疲労回復や肌に潤いを与えます。
●バランスの良い栄養分と優れた消化吸収で、乳幼児や病気の人、
お年寄りなどの栄養補給に最適です。
●血液中のコレステロール値を下げる働きをします。
●ラクトトリプチドなどが含まれていたヨーグルトは、
高血圧を積極的に予防します。
●乳酸菌の菌体自体が免疫力を高めます。
●食物繊維と同様の働きをする乳酸菌の菌体成分が、
腸内フローラのバランスを改善し、血糖値の急上昇を抑え、
糖尿病の予防、治療に効果があります。
●生きた乳酸菌自体が乳糖分解酵素を持ち、乳糖を分解するため、
牛乳では腹痛や下痢を起こす体質の人も、ヨーグルトなら安全です。
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(村上医師コメント)
(株)バイオジェノミックス製品の乳酸菌生産物質に含有される主要
な代謝化合物を示します。
短鎖脂肪酸
乳酸/コハク酸/酪酸/酢酸/吉草酸
必須アミノ酸
ヒスチジン/リシン/トレオニン/フェニルアラニン/ロイシン/
イソロイシン/メチオニン/バリン/スレオニン/トリプトファンなど
遊離アミノ酸
遊離オルニチン/GABAなど
アミノ酸
アスパラギン酸/プロリン/チロシン/アラニン/グリシン/セリン/シスチンなど
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トリプトファンは5-HTPという代謝物質を経て、脳内物質『セロトニン』、
睡眠ホルモン『メラトニン』、肥満の改善効果があるナイアシンなど、
人間の健康に欠かせない物質に変換される必須アミノ酸です。
人体内では作れませんから食事から摂取する必要があり、
サプリメントとしても販売されています。
★セロトニンの生成
セロトニンは心のバランスを整える作用のある伝達物質で、
セロトニンが不足するとうつ病や不眠症を引き落とすと
言われています。
また、セロトニンは、『睡眠ホルモン』メラトニンの分泌を促す
脳内物質でもあります。
★メラトニンの生成
メラトニンは脳内物質『セロトニン』によって分泌される
ホルモンで、 メラトニンは正常に生成させることで自然な
生活サイクルの維持と不眠症の改善が期待される、『睡眠ホルモン』
と言われる物質です。
(トリプトファンがセロトニンを生合成し、セロトニンが
メラトニンの分泌を促進するという関係があります)
メラトニンの生成には太陽などの光が密接な関わりがあり、
2500ルクス以上の光(太陽光、または人工的な強い光)を
浴びると脳内で生成され、およそ14時間後に分泌されます。
メラトニンが分泌されると、体温・脈拍・血圧を下げ、
眠気を誘発します。
つまり、メラトニンは『朝目覚めてから太陽光を浴び、
夜になると自然と眠くなる』、という人間の自然な
生活サイクルを作っているわけです。
この自然な生活サイクルが崩れる(夜型の生活を続ける
などして)、セロトニンが不足する、などすると、
メラトニンがうまく生成できなくなり、不眠症などを
引き起こす原因となります。
★ナイアシンの生成
トリプトファンからナイアシンが肝臓において
生合成されます。 ナイアシンは糖質・脂質・たんぱく質を
代謝・分解するビタミン(B3)で、以下のような
働きが知られています。
・皮膚や神経を健康に保つ
・血行を良くし頭痛や冷え性の改善
・コレステロールや中世脂肪を下げる→肥満の改善
・二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する
ナイアシンが不足すると、皮膚炎、口内炎、神経炎、
下痢などの症状が生じる場合があります。
逆に、過剰・高用量の摂取により、皮膚が赤くなる、
痒くなる可能性、肝障害を発生する可能性、血糖値・
尿酸値を上昇させる可能性があります。
引用:(http://www.human-sb.com/tryptophan/)
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その他にも、GABAは、脳に存在する抑制系の神経伝達物質
として、ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を
抑えて、ストレスを和らげ、興奮した神経を落ち着かせる
(リラックスさせる)働きをしています。
チョコレートで言われる効能の一つでもあり、
よく知られていますよね。
要は、短鎖脂肪酸や必須アミノ酸、遊離アミノ酸など
多数の有用な成分が含まれていることも一つの特徴です。
短鎖脂肪酸も腸管上皮細胞の増殖やエネルギー源として
ばかりではなく、腸管内pHを下げて弱酸性の環境に
することで悪玉菌(腐敗菌)の繁殖を抑えることも
知られています。
上記には記載していませんが、含有されているコハク酸には
ニキビ菌の増殖を抑制する作用もあると報告されており、
ニキビ治療へのプロバイオティクスやバイオジェニックスの
内服のみならず外用での併用も検討されています。
将来的には少しずつでも個々の成分の作用がもっと
明らかになってゆくことでしょうし、そうなるとさらなる
発展があるものと期待されます。
乳酸菌業界の歴史
以前は皆さんご存じのように生きた乳酸菌を含む
ヤクルトを代表とするプロバイオティクスが主流
でしたが、その後は善玉菌のエサになるオリゴ糖や
食物線維などのプレバイオティクスの重要性が
認識されるようになり、平成以降にようやく
バイオジェニックスという乳酸菌の代謝産物を
中心とした製品の有用性が次第に知られるよう
になってきています。
しかしながら、まだまだその認知度は決して
高いとは言えない状況にあります。
これら3種類を併用したほうがより腸内環境を
整えるにはよいはずです。
菌代謝物が体内へ
我々の腸管内では定着している腸内細菌の働きによって
摂取した食物を元にして種々の物質が産生され、
それら生産物質が腸管内の細菌に働きかけたり、
あるいは直接的に腸管内から吸収されてある種の
作用を及ぼしていると考えられます。
その産生される物質が善玉菌と悪玉菌では異なり、
その結果として生体に及ぼす作用も異なってしまいます。
だからこそ、あらかじめ体外で善玉菌が産生した物質を
摂取する効率の良さがおわかりいただけると思います。
乳酸菌生産物質添加培地での悪玉菌の培養実験
以下のグラフでは乳酸菌生産物質の効果の一端が
よく解るのではないかと思います。
赤い矢印が示しているのは、乳酸菌生産物質を
添加していない培地では3時間以降に急激に
悪玉菌の代表である大腸菌が増加している
のに対して、3%、5%、10%の乳酸菌
生産物質を添加している培地では大腸菌の増殖
が抑えられています。
すなわち、乳酸菌生産物質の中に悪玉菌の増殖
を抑える物質が含まれていることが解ります。
では、まとめです。
腸内環境を改善するためには、自然界の生菌を摂取して
その菌が自身の腸内で有効物質を産生することも有用
ではあるが、決して生着することはない。
だから自身の善玉菌を育てる「育菌」が大切だけれども、
オリゴ糖や食物線維は悪玉菌の増殖にもなりうる。
であれば、体外にて善玉菌に有効物質を作ってもらい、
それらをエキス(乳酸菌生産物質)として摂取する
ほうがよいのではないか!という流れです。
しかも、その善玉菌が作る有効物質の中には自身たち
善玉菌が増えて悪玉菌を排除するような物質も
含まれていることがわかってきており、
乳酸菌生産物質はそういう意味ではバイオ
ジェニックスではあるけれどもとても優秀な
プレバイオティクスでもあるわけです。
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ミルディス皮フ科 村上 義之