
東京都足立区北千住ならびに神奈川県横浜市西区
にありますミルディス皮フ科の村上です。
さて、先日は2021年に当院にてゼオスキンを購入し
トライされたモニターの一部の方の症例ならびに
反応期の刺激症状を当ブログでご紹介させて頂きました。
私のお勧めは、折角するなら「
セラピューティック・プログラム」一押しなのは変わりません。
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しかも、折角するならレーザーなどである程度
目立つシミは事前に一掃(あくまでも対象となりそうな
皮疹のみ)してから、そのレーザー治療後のPIH
(炎症後色素沈着)対策と周囲の予備軍ならびに
顔全体のくすみ改善をも兼ねて、顔全体に
「セラピューティック・プログラム」を導入する
のが一番のお勧めです。
当院でもQスイッチレーザーでのまとめて治療のコース
(トータルショット数に応じて6万円から12万円)がございます。
治療方一覧:Qスイッチレーザー
これで顔全体の色ムラの改善が得られるだけでなく、
肌質改善まで得られるのですから
ものすごく取り組む意義は大きいと思います。
しかも赤みやがさつきが必須でもあるので、やるなら
マスクの時期がやりやすいのは言うまでもありません。
しかしながら顔全体の色ムラ改善には興味があるが、
社会生活上などいくつかの理由で
「セラピューティック・プログラム」の導入が
困難な方がおられるのも当たり前です。
そうした場合に用いるゼオスキンのプログラム
として当院では
・マイルドプログラム
・肝斑くすみ改善プログラム
をご用意しています。
プログラムの詳細は下記のHPを参照頂きたいのですが、
当院の色ムラ改善(ハイドロキノン使用)の
ゼオスキンの3つのプログラムを効果の高さと
刺激症状のでやすさを順に並べると、
セラピューティック → 肝斑くすみ改善 →
マイルド の各プログラムの順になろうかと思います。
トレチノインやレチノールの使用量や濃度などのことも
あり個人差はございますが、概ねこの順番になります。
刺激症状(赤みと皮むけなど)でいうと、ハイドロキノン
でのかぶれ(接触皮膚炎)を除くと、
マイルドプログラムでは稀にレチノールでの刺激症状と
思われる方が稀に出現し、肝斑くすみ改善プログラムでは
スキンブライセラムのピュアレチノールの刺激症状が
それなりの頻度で出現します。
スキンブライセラム0.5%では週3日は使用困難な方もおられます。
肝斑くすみ改善プログラムはセラピューティックとマイルド
プログラムの中間に位置する訳ですが、
刺激症状を最小限にしたいというのが選択理由でもあるので、
無理せずにスキンブライセラムを0.25%で
行うことを個人的にはお勧めしています。
0.5%のスキンブライセラムで一定の刺激症状繰り返すくらいなら、
思い切ってセラピューティックプログラムでトレチノインを
標準の0.05%から0.025%に下げて
開始するのでも良いのでは?と思ってしまうからです。
前置きが長くなってしまいました。
では肝斑くすみ改善プログラムの症例を1例ご紹介いたします。
どうぞお付き合い下さい。
当院取扱いのゼオスキンシリーズ5つのプログラム
・マイルドプログラム
・セラピューティックプログラム
・エイジングケアプログラム
・肝斑くすみ改善プログラム
・しみメンテナンスプログラム
なお、個々の製品については下記を参照下さい。
「ゼオスキン 取り扱い商品一覧」
私の体験は以前にこのブログで紹介いたしました。
「セラピューティックプログラムを私も体験しました!」
症例1:頬骨付近の肝斑にADM
(後天性太田母斑様色素斑)が合併した症例
(Qスイッチレーザー治療後に肝斑・くすみ改善プログラム)

肌診断機レビューでの紫外線撮影像です。
プログラム治療前の頬骨付近に全体が濃い中に丸いスポットで
敷石状に白く色抜けしたように見える箇所がありますね。
この部位には事前にQスイッチレーザーを照射し、痂皮が脱落した
状態での撮影です。
この状態から「肝斑・くすみ改善プログラム」に取り組まれ、
周囲の増悪していた肝斑はかなり改善しています。

通常の写真で見ると、両頬のADMの痂皮脱落後の赤みの混在の方が目立って、周囲の肝斑はわかりにくくなっています。
却って肉眼の方が確認しやすいようです。
肝斑増悪の要因は、3回目のADMへのレーザー照射そのものではなく、
恐らくは患部のテープ保護などに起因したものだったのではないかと想像します。
2.5ヶ月後の写真を見ると、紫外線撮影では肝斑含めて全体の色調が改善されていますし、
普通写真においてもプログラム開始前のレーザー照射に伴う紅斑と炎症後色素沈着がとれて、ADMの残存が確認できます。
繰り返し照射で当初よりはかなり目立たなくなってきてはいるものの、もう何回かレーザー照射は必要だと思われます。
総評ならびに個人的雑感
一口に「シミ」と言っても色々は疾患が混在するのが当たり前でもあります。
肝斑、老人性(日光性)色素斑、雀卵斑(ソバカス)、ニキビやかぶれの後の炎症後色素沈着、くすみなどなどです。
このコロナ禍ということもあって、多くの方がゼオスキン(特にセラピューティック プログラム)に取り組まれて、
その経過を見せて頂きました。
それらを総括しても、やはり一番のお勧めは「セラピューティック プログラム」であることに揺らぎはありません。
しかも、可能なら事前に目立つシミをまとめてレーザー治療するコースがやはり一番きれいになっているように思います。
「セラピューティック プログラム」に入られると、クリニックとしては他の施術をしてもらえる頻度も極端に少なくなってしまい、
寂しい限りではありますが、プログラム終了後の多くの方の喜ぶ顔を見ると「お勧めして本当に良かった」と思えてしまします。
こちらまで本音で「良かったですね」と声を掛けることが出来て、人としてのつながりが出来たようにも思えて嬉しくなってしまいます。
でも、「本当に大切なのはここからですよ」とお伝えする時でもあります。
一番大切なのは、折角ここまで良くなった肌(色ムラならびに肌質の改善)をどうやって維持するか、ですから。
以前の私のブログでもお伝えした通り、私自身も「セラピューティック プログラム」を5ヶ月間やり通し、
色ムラの改善、肌の触感改善(ツルツルたまご肌)や透明感などが十分に得られましたが、
その後にトレチノイン終了に伴うターンオーバーの通常化(メラニン排出速度が元に戻る)にて、
色調はどうしても戻りが出てきてしまいます。
ブログ:「セラピューティックプログラムを私も体験しました!」https://mildix-biyo.com/blog/3728/
種々の理由で私自身はゼオスキンシリーズの「しみメンテナンス プログラム」を使用しませんでした。
理由は当院のオリジナルコスメ(GOVCフラーレン化粧水、アスタキサンチンゲルなど)の改良、
そしてメンテナンスの時期にレチノールをどう使うか?を思案していたからでもあります。
個人的にはメンテナンスの時期には余り皮むけなどの刺激症状を出させたくないと思っていますし、
皮膚表面の課題が大きく改善されているこの時期に、シワ・たるみ・赤ら顔など「セラピューティック プログラム」など
外用治療では効果が期待できない真皮や皮下組織へのアプローチを行う施術をお受け頂きたいと思っています。
そしてこのメンテナンスの際には安心してずっと使い続けることができる製品が良いのではないかと感じていました。
ゼオスキンシリーズのピュアレチノールの濃度を下げる、あるいは先に使用するトナー(私はさっぱりで好きなのですが)
による皮膚への外用剤浸透性上昇をマイルドにするなどして気楽に使い続ける商品が欲しいなと感じていました。
当院のアスタキサンチゲルクリームのレチノールはマイルドに振っています(エンビロン寄り)。
ゼオスキンのレチノールはピュアレチノールであり、濃度も高いことなどもありレチノールといえども刺激が出やすい。
こうしたことから、「ジャン マリーニ」ならびに「ガウディ スキン」を取り入れることにいたしました。
続きはまた後日。
皆さんも、是非「セラピューティックプログラム」をこの機会にトライしてみてはいかがでしょうか?
最初に行う治療としては最も効果的かつお勧めのプログラムだと思います。
当院では、そんな頑張る皆さんを全員で応援します。
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参考記事
・「セラピューティックプログラムを私も体験しました!」https://mildix-biyo.com/blog/3728/
・「ゼオスキン 2021年モニターの症例紹介」https://mildix-biyo.com/blog/4714/
・「ゼオスキン(セラピューティック):反応期の刺激症状」https://mildix-biyo.com/blog/4736/
・「ゼオスキンの症例写真」https://mildix-biyo.com/c-case/2532/
・当院導入5つのプログラムhttps://mildix-biyo.com/medical/me35/
・「ゼオスキン 取り扱い商品一覧」https://mildix-biyo.com/cosme/2677/
・「ゼオスキンヘルスについて」https://mildix-biyo.com/blog/2738/
・NEW シスペラ Cyspera® https://mildix-biyo.com/news/3229/
スタッフよりお知らせ
当院でゼオスキンゼオスキンカウンセリングをお受けいただいた方は、BASEのネットショッピングでも
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ご希望の方はお電話詳細をお聞きください。
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最後に当院取扱いの美白剤一覧を下記に示します。
残念ながらハイドロキノンが使えない方には、「シスペラ」「ルミキシル」「コウジ酸」をお勧めしています。


精華会 ミルディス皮フ科
村上 義之